「――――――来たれ 混沌」
概要
バージルに協力し、彼と共にスパーダによって封じられた巨塔、テメンニグルを復活させた謎の男。
常に、書物を手にしている。
自分の妻であるカリーナを犠牲にし、不完全ながらも悪魔の力を手にしている。
まだ、自分の店の名前を考えあぐねていたダンテの前に現れ、「兄上からの招待状」と称して、彼を挑発。
テメンニグルへと誘った。
Pixivでは、「アーカム」のタグを用いての作品投稿が多い。「デビルメイクライ」タグや「DMC3」タグ等の該当作品名タグとの併用検索をお勧めする。
解説
実はレディの実の父親であり、娘と同じ色をしたオッドアイをしている。
彼女の本名である「メアリ」も彼が名付けたものである。
悪魔の力の魅力に憑りつかれ、母を殺し、何人もの人間の命を犠牲にしてきた彼を娘であるレディは心底憎んでおり自分の手で殺そうと復讐を誓っている。
「伝説の悪魔、スパーダの力を復活させる」という同じ目的の下でスパーダの息子であるバージルに近づいて共に行動し、テメンニグルの深部へと潜った。
だがその途中で、アーカムを追って同じく塔に潜入していたレディと接触したにもかかわらず、彼女の命を始末しなかった事をバージルに指摘され、「親子の情に負けた、不完全な存在」として彼に切り捨てられる。
腹部をバージルの閻魔刀で貫かれ、一時は死の淵へと立たされるもその場で息を吹き返す。
そして自分がバージルに操られ妻を手に掛けてしまったという衝撃の事実を、側にいたレディに告げた。
驚愕するレディに対し「バージルを止めてくれ」と言い残し、彼は事切れる。
父の言葉を信じたレディは、涙ながらにバージルへの復讐を決意した。
関連タグ
オズウェル・E・スペンサー…中の人が同じカプコンの悪役キャラ。
ウィリアム・バーキン…同じカプコンの父親キャラ。この人物も、妻を手にかけ殺害し、
※以降はデビルメイクライ3のネタバレになります。まだ、未プレイの方はご注意を!
ネタバレ注意
ジェスター
「おネンネの時間だよ メアリ」
テメンニグルにて、ダンテの行く先々に現れては小馬鹿にしたような態度で彼に接する謎の悪魔。
下ネタの混じったおしゃべりなトークをかましてくるウザいピエロだが、その助言は本物である。
その正体はアーカムであり、声優も彼と同じ、アダム・クラークである。
実は彼は生きており、レディに告げた話は全て嘘だった。
バージルの目の届かぬ所でジェスターに変身し、ダンテを誘導させてバージルと鉢合わさせる。
バージルを追ったレディも彼らのいるテメンニグルの力が封じられている場所へとやってくるように仕組んだ。
その目的はダンテとバージルを闘わせることでスパーダの血を流させ、さらに彼らのアミュレットと、母と同じく巫女の血を引いているレディの血を合わせる事により、塔の力を復活させようと画策していたのだ。
その途中でレディを殺さなかったのも、全てはその計画によるものである。
彼が本性を見せながらレディの脚をカリーナ=アンの刃で貫いて巫女の血を流させたり、ジェスターにクルクルと変貌して笑いながら自身の目的を話すシーンは、中々のトラウマもの。
その後、完全に復活したテメンニグルの力によって解放された魔界へと赴く。
そこでスパーダの強大な魔力を手に入れるも、その凄まじい力を扱いきれずに細長い腕や目玉が大量に生えたスライムのような姿になってしまう。
(フォースエッジが魔剣スパーダに変化していないのがそれを裏付ける)
一時はダンテに善戦するも、その場にかけつけたバージルとダンテの共闘により敗北。
スパーダの力を失い人間の姿に戻された彼は、魔界からテメンニグルの頂上へと叩き落とされる。
まだ息のあった彼は重傷を負いながらも生き延びようとするが、時を同じくして頂上に辿り着いたレディと再会。
命乞いも空しく彼女に銃弾を撃ち込まれ、今度こそ絶命した。
そしてレディは彼の死と共に、「メアリ」の名と決別。
母と自分の復讐を果たし高らかに笑う彼女であったが、涙を流している事に気づき、「涙なんか出ないと思ってた―――――」と静かに自分自身に驚いていた。
妻と娘との家族関係
妻だったカリーナとは、最初から巫女としての力を利用する為に彼女に近づいていたのかは不明だが、レディがアーカムの死に涙を流していたことから、悪魔になる前の彼は少なくとも「メアリ」にとっては良き父親であったのかもしれない。