ベオウルフ(デビルメイクライ)
でびるめいくらいのべおうるふ
『デビルメイクライ3』に登場する、テメンニグル内に幽閉された上級悪魔のうちの一体。外見はメソポタミア神話の魔神パズズの獅子の部分が黒豹となったような姿をしている。
かつて魔界では(おそらくムンドゥスの部下として)英雄クラスの働きを見せた歴然の戦士だが、二千年前の魔剣士スパーダの裏切りによって左目を失い、更にテメンニグルごと封印されてしまう。故にスパーダへの憎悪を募らせながら、復活の日を待っていた。
劇中では匂いでスパーダの息子ダンテを見つけだし、待ったなしの容赦ない攻撃をしてくる。天使のような美しい翼を持ち、光り輝く一撃を放つ等、悪魔にしては神々しい力を持つ。これといった属性的弱点がなく、初見では苦戦は必須である。
激戦の末に残っていた右目もダンテに潰されてしまい、これが後に彼が悲惨な結末を迎える要因となってしまう。
間も無く、匂いを頼りに「スパーダの血族」を捜し出し再び襲うが、それはダンテの双子の兄バージルで、瞬速のもと閻魔刀で頭を断ち割られ殺害され、バージルに力(魂)を奪われることとなった。
武器としては第1作でいうイフリートのような籠手と具足という肉弾戦に特化した武器となり、リーチは狭いが強力な一撃をおみまいすることができる。
スタイルによっては使い方が変わり、飛び道具を放つ『ゾディアック』、地面に拳を叩きつけ衝撃波を放つ『ヴォルケイノ』、さらに強烈なアッパーからの回転攻撃といった強力な技も繰り出すことができる。
また、二段ジャンプができる武器でもあるため、探索の際には非常に重宝する。
最初はバージルの専用武器だが、二度目の兄弟戦で紛失したものを手に入れるとダンテも使用できるようになる。
バージルがプレイアブルとなる作品では、時系列的に手に入れていない4SE、紛失後の5SEでも彼の装備品として活躍しており、5SEでは秘奥義も与えられ準レギュラー的な扱いを受けている。
…入手経緯からしてバージルの下僕としてこき使われているように見えなくも無い。