概要
『デビルメイクライ2』のラスボス。
魔帝ムンドゥスや大悪魔アビゲイルと並ぶ力を持った魔界の覇王であり、かつて魔界で三大勢力に分かれて覇権を争っていたとされる。
ムンドゥスがスパーダに封印されてからは、瞬く間に魔界の大半を掌握するに至るが、自身もスパーダに敗北して封印された。DMC2では現代の魔導士であるアリウスの手で復活するも、既にスパーダやムンドゥスを凌駕しているダンテには及ばず滅ぼされた。
両性具有の神々しい肉体を持ち、かつては信仰の対象にもなったが、その本質は破壊と混沌をもたらす「絶望」の化身である。
ダンテ編では本編に登場した上級悪魔や、前作にも登場したファントムやグリフォンを取り込んだ「アルゴサクス・ザ・ケイオス」と戦い、それを撃破するとアルゴサクスの真の姿である「ザ・ディスペア・エンボディード」との戦いに突入する。
ルシア編では不完全だが、アルゴサクスの力を取り込んで完全に悪魔化したアリウス(=まだ人の姿を残している「ポゼスト・アリウス」及び、サソリめいたを尾を持ったクモのバケモノの「アリウス・アルゴサクス」)と戦う。
『5』の前日譚を描いた小説「Devil May Cry 5 -Before the Nightmare-」では、アルゴサクスの右腕であった上級悪魔バルログが登場しており、アルゴサクスを倒したダンテと戦闘を繰り広げていた。
ボスとしてはワープからの斬撃、マップ全体に及ぶ広範囲攻撃、追尾弾など多彩な行動パターンを持ち、プレイヤーからは名実ともに『2』の最強ボスと評判である。
ヌルゲー、モッサリッシュと揶揄されがちな『2』であるが、ラスボス戦だけは苦戦したという意見が多い。またやり込めば斬って避けての剣戟アクションになるので、いわゆる「魅せプレイ」の題材としても使われやすい。
名前のArgosaxは固有名詞で、プレイヤーからはギリシア神話の巨人Argosが元ネタではないかと考察されている。