フリーダム(G-SAVIOUR)
ふりーだむじーせいばー
概要
所属 | ガイア軍、地球連邦軍 |
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製造 | セイバーチーム |
形式番号 | RGM-196 |
頭長高 | 17.1m |
基本装備質量 | 80.9t |
ジェネレータ出力 | 3780kw |
主推進機出力 | 339780kg |
最大出力連続許容時間 | 72分 |
装甲材質 | ウルトラチタン合金ネオセラミック複合材 |
乗員 | 1名 |
形式番号でもわかる通り宇宙世紀190年代にロールアウトした量産機で、RGM系の集大成といえる機体である。開発・生産元ははっきりしておらず、アナハイムが生産したという記事も存在するがセイバーチームが作ったとも言われている。
宇宙世紀0120年代から半世紀以上運用されてきたジェムズガン(0160年代まではジャベリンの生産も行っていたが、技術衰退により既に生産が停止しており、残存機もかなり少なくなっている)のマイナーチェンジの限界と残存機数の少なさに不満を感じた連邦軍がRGM系のリニューアルを実行し、誕生した機体。ジェムズガンと比べると全高・重量ともに増加しており(特に重量はジェムズガンが16.3tに対し80.9tと5倍も重い)、コックピット周りも採用する予定だった全周囲モニターが採用されていなかったり(全周囲モニターに慣れていたパイロットが「前が見えない」と愚痴をこぼすレベルの視野の狭さだった)するなど部分的に前世代より退化しているが、宇宙戦国時代で多くの技術が失われたためそうせざるを得なかったのである。
こうして新型のRGM系MSとして誕生したフリーダムだったが、開発当時よりも大幅にスペックが変更された機体として世に出ているため、開発チームや兵士たちを落胆させる結果となった。それでも当時のMSとしては性能的には申し分なく、安定した性能や各パーツのユニット化による柔軟性や整備性の高さ、局地戦用パーツなどの仕様変更も容易に行えるなど、半世紀ぶりの新型としては一定の評価を得ている。
しかし0223年では原型機初起動からすでに30年以上が経過した旧式MSとなっており、本来は軍用でありながら民間払い下げやコマーシャルモデルなどが製造された為に各セツルメントに広く普及、ドラマ版ではサイド・ガイアにおいて防衛用や作業用などに使われている。地球連邦崩壊後に払い下げられた模様。
ガイアに配備されていた機体は既存の装備ではなく、マシンガンと実体型シールドを装備している上に、ビームサーベルが装備されていない機体もあったりとバラつきが見られる。さらに長い間整備されていなかったため動作不良が頻繁に起きる機体が続出、まともに起動できる機体は30機弱しかなかった。これは宇宙戦国時代を経ての連邦崩壊とそれに伴う混乱で部品調達が困難になったためと思われる。
尚、カラーリングは連邦軍仕様では青と白のツートンだが劇中のガイア軍仕様は緑主体のいわゆるガンブラスターに近い配色となっている。
ちなみに腹部の蛇腹状スパイン構造はGセイバーにも受け継がれており、セイバーチームはこの機体をベースにして高性能カスタム機Fセイバーを開発しており、その事からもこの機体はメカニックの改造次第で高性能化出来るほど柔軟性にも優れている。
RGM系の末裔であるが、全体のフォルムはジェムズガンやジャベリン(と後続機のジェイブス)よりはむしろそれより前世代のMSであるヘビーガンに近く、機体構造も大きく異なったものとなっている。機体性能・武装共にそれに準じているためガンイージを基に開発されたとの記事も存在する。上記の拡張性・柔軟性もガンイージ譲りと考えれば納得いく機体性能と言えよう。
武装
連邦軍機
Fセイバー
サウンドドラマ「イカロスの紅い翼」に登場したカスタム機。セイバーシリーズ6番目の機体である模様。
フリーダムをベースにした高性能カスタム機で見た目と形式はフリーダムに似ているがかなりの敏捷性と至近距離の射撃にも耐える高い装甲を持っている。イルミナーティが農業地区アース・エドバートを議会軍の支配から守ろうとするテログループクラブフォーへ提供した。