- 機動戦士ガンダムSEEDDESTINYに登場する、地球連合軍の主力MS
- ウルトラマンメビウスに登場するマケット怪獣
- ウルトラセブンに登場するカプセル怪獣『ウインダム』の誤表記→ウインダム
ウィンダム(ガンダムSEEDDESTINY)
機動戦士ガンダムSEEDDESTINYに登場する、ダガーLの後継機にあたる地球連合軍の主力MSである。
機体説明
型式番号GAT-04。
ユニウス条約締結後から開発がスタートされていたとされる、ダガー系MSの後継機に当たる機体。
量産機故にフェイズシフト装甲は搭載されていないが、それ以外のスペック上では前大戦の名機、ストライクガンダムと同等とされ、地球軍の悲願であったストライクの完全量産化を実現した機体であり、地球軍MSの到達点ともいえる。
各部の軽量化と、スラスターの追加により機動性はダガーより向上している。
当然ストライカーパックの運用も可能で、ダガーと同様に汎用性は高い。
デザインについて
ダガー系から明らかに線の増えたデザイン、細身なスタイルなど、一見ヒロイックな特徴が目立つが、ゴーグルタイプのカメラアイなど量産機の記号を残しつつも先鋭化されたデザインを特徴とする。
種系機体の宿命かこの機体もなかなか賛否両論別れており、
「触覚みたいなツノ」「ガンダム系とGM系のデザインの長所が殺し合っている」という否定意見も多いが、そのスタイリッシュな細身のデザインを評価する層もいる。
ストライカーパック以外の武装
・ビームライフル
大型化したBRで、出力が向上している。
・トーデスシュレッケン
頭部・胸部に搭載された近接防御火器(バルカン)。
独語で「死の恐怖」の意味を持つ。
悲しいけどこれ、名前負けなのよね。
・ビームサーベル
腰アーマーにマウント。この時代では標準的な出力のビームサーベル。
・シールド
先端に二本のブレードを備えた、細い三角形のシールド。
ミサイル「ヴュルガー」を二発、裏にマウントすることも可能。
・スティレット
小型の投げナイフ。腰アーマーにマウントされ、投擲後はロケット推進、敵に突き刺さり爆発してダメージを与える。
マルチストライカー
本機体も連合量産機の例に漏れず様々なストライカーパックを装備可能だが、本項ではこの機体が装備した特徴的なストライカー、マルチストライカーについて記述する。
他のストライカーパックについては、ストライクガンダムの項などを参照。
マルチストライカーは、大型のミサイルケース二つを搭載したシンプルなストライカーパックであり、中には様々な弾種のミサイルを装填することができる。
アニメ本編では連合が核攻撃を行った際の核ミサイル搭載型のみが確認されている。
機動力が大幅に低下するらしく、劇中では完全な宇宙用の兵装として描かれていた。
劇中での活躍
本編開始の時点で相当数が配備されていた。
初登場はプラント本国への核攻撃であり、コロニーに対し核ミサイルを発射した。
しかし、その攻撃はザフトの新兵器に阻まれ母艦を含め部隊は壊滅している。
思えばこれが不運の始まりであったのかもしれない。
その後舞台が地上に移るも、30機のウィンダムがインパルス、セイバーの2機に全滅させられるなど、設定ではストライクと同等の高性能機な割に扱いはよくない。
しかしネオ・ロアノーク専用機だけは別で、ベルリン戦ではフリーダムのシールドを破壊するなど一般機よりもかなり待遇が良い。
(ネオ機はジェットストライカーのリミッターを解除したのみで、機体自体に差はない)
しかしそのほかの戦闘シーンでは、ザクやグフを撃墜している場面もある。
外伝でも目立った活躍はなく、「敵のザコ兵」という立ち位置は変わらない。
これらの原因は地球軍パイロットの錬度不足(徴兵による士気の低さ)や、性能面においてザフトの新型量産機シリーズに劣っているため、とされる(OS面での差異を挙げる人もいるが、流石にストライクダガーの交戦データやエースパイロットの機体からのデータフィードバックで、4年の間に技術的格差は埋まっているはずである)。
劇中での扱いが悪いだけで、パイロットの腕次第ではガンダムタイプとも戦える機体である。
余談
シミュレーションゲーム、「Gジェネレーションシリーズ」でのウィンダムの初期能力値は、量産機でありながら初代ガンダムRX-78より上である。