細見静子
ほそみしずこ
概要
CV:七瀬亜深
知波単学園の戦車長の一人で、副隊長の1人。
知波単の二番槍でお洒落さん。意外と冷静な面もある。頭の上で2つに巻いた髪形が特徴(髪型の名前は40年代に女優の間で流行った「ビクトリーロール」というもの)。九七式中戦車チハ旧砲塔型(旧チハ)に搭乗している。また、通信手に寺本も搭乗している。信州名物山賊焼きとムード歌謡をこよなく愛する昭和浪漫。
劇中での活躍
劇場版
『劇場版』の冒頭のエキシビションマッチでは、聖グロリアーナ女学院チームをバンカーに包囲していた。知波単チームがマチルダII1輌を撃破した時は歓喜していたが、それに調子づいて突撃を敢行してしまいあっさり返り討ちにされた。
大学選抜チーム戦では、旧チハに搭乗して参戦。
あさがお中隊に配属し、「203高地」の左翼を進行するもアズミの中隊と交戦。敵の猛攻に苦戦を強いられ、また無謀な突撃を敢行してしまうが撃破は免れる。
遊園地跡地に後退した後は、西裏門の守備に就く。懲りずに突撃しようと考えており、福田に突撃を否定されて激怒するが、西が受け入れたため待ち伏せし、囮となって近くのレールの上から砲撃して敵の目を引き付けた隙に玉田がM26パーシング1輌を奇襲して撃破に貢献する。
野外音楽堂の包囲網突破後は、アヒルさんチームと合流してラーテ型アスレチック施設でパーシング2両と交戦。1両を倒した後、上階に上がって外に通じる巨大滑り台を降りて追って来たパーシングが衝突しないように左に旋回した砲身をアヒルさんチームと福田が挟んで動きを封じている隙に、ターレットリングを零距離接射して撃破する。
終盤、島田愛里寿と遭遇し、これと交戦するも返り討ちに遭う。
もっとらぶらぶ作戦です!
『もっとらぶらぶ作戦です!』では独特の髪形ゆえか出番が多く、長谷川町子の『サザエさん』『いじわるばあさん』にちなんだパロディー物が多い。
巻髪の中に目玉が入ってたり、その中に手を突っ込んでブラックジョークを行い、アヒルさんチームを戦慄させたことも。
最終章
ここからは重要なネタバレが含まれます。
第1話では、チーム総出で大洗女子学園とBC自由学園の試合を観戦しに訪れた。
第2話では、副隊長として旧チハ3輌から成る細見小隊を率いている。
「さよなら突撃(転進して距離をとる)」や「遠隔突撃(少し離れたところからの間接的な突撃)」に「それは突撃なのだろうか?」と度々疑問に思ったが、玉田の「突撃が付いているのだから突撃」であっさり納得してしまう。
池の畔での戦闘では、フラッグ車への火力集中で盾役で出たレオポンさんチームの履帯に小隊で一斉射をかけ、履帯を切断。玉田小隊の「ごきげんよう突撃」にも支援射撃を行い、突撃の成功に貢献している。
追撃戦では隷下の久保田から警告を受けるも、久保田が言語化に手間取っていたこともあり無視する形になる(「根拠は?」と冷静に説明を促す姿勢は見せている)。だが、事態に気付いた福田も久保田の意見に賛同し、共に具体的な警告を発した時には既に遅く、泥濘地の窪地に落下してしまう。
他の隊員達とともに無謀にも急斜面の崖を登って突撃を敢行しようとしたが、西の制止を受けた時は無理な突撃を続行する玉田、池田、名倉とは違い、久保田とともに素直に聞き入れて後退するなど、劇場版の時よりも早まらない面を見せている(その際、後退させる時の動きが妙に話題を呼んでいる)。
西の「撤退」命令には、ショックで気絶する玉田とは違って、その意思を汲み取って一番にこれを受理し、隷下小隊各車に撤退を命令した。
第3話では、撤退中、あんこうチームを仕留めるべく玉田・名倉・久保田達とともに奇襲を仕掛け、途中で名倉と久保田は撃破されるが、執念深くあんこうチームを追跡する。
試合終盤、西と池田と合流して4輌であんこうチームを追うが、一瞬稜線に隠れてすぐに飛び出して来たあんこうチームが西を狙ってきた際、あんこうチームに体当たりして西を守り、撃破される。
帰りの車中でお礼の手紙を書く際、「感謝の”しゃ”の字は、写真の”しゃ”でよかったでありますか?」と西に尋ねる玉田に対して、「射撃の"しゃ"だ!」と答えていた。
その後、準決勝の大洗女子学園と継続高校の試合を西・玉田・福田とともに観戦に訪れた。隣で同じく観戦に来ていたアンツィオ高校のアンチョビ達におすそ分けでピザやイタリア料理をいただき、西と同じく箸を使って食べていた。
ピザを口にしたとき「芳醇で妙味」と評していた。