FREEDOM_DiVE↓
ふりーだむだいぶ
概要
「FREEDOM DiVE↓」とはBMS楽曲である。元々は、BPMの高い高速曲を作る「MAXBEAT」にエントリーされたのだが、後に発狂BMSが作られた辺りで脚光を浴び、遂にはCytusなど各社の音楽ゲームに次々収録されると言う流れとなった。
タイトルの記述がよく揺れる楽曲でもある。メイン画像を見れば分かる通り『↓』も含むのが正確な記載なのだが、移植先によっては抜けていることも多い。
作曲者のxi氏は他にもCHUNITHMに収録されているBMS曲の「Aragami」をはじめとして、SOUND_VOLTEXほかアーケード各機種にオリジナル楽曲を発表しており、所謂ボス曲コンポーザーとして不動の地位を持つに至った。
余談だが、発狂BMSの中でも「四次元」と呼ばれる譜面に関しては人間がプレイできるような物ではないのだが…2011年6月23日に『HARD CLEAR』(beatmaniaIIDXにおけるハードゲージクリアと同義)が現れる。
…この辺りの詳細を知りたい方はニコニコ動画の方を確認していただきたい。
pixivにおいては、BGAに出てくる少女がメインとなっている。後にCytusで「くらんて」という名前がある事が判明。名前に関しては「くらんて」の大百科を参照の事。
Cytusに関してはアーケード版「Ω」が2016年に稼働予定……だったのだが、2018年3月30
日に正式に開発中止となっている。
当時のラウンドワン梅田店におけるロケテストにて、まさかの初登場を果たす。その際は公式ホームページにおける曲紹介で曲名が不明扱いだった。ジャケットイラストに関しては実機に収録されていた以下のイラストが公開された。
なお、Ver10.0よりFREEDOM DiVE↓よりさらに難易度の上がった裏譜面の「FREEDOM D↓VE」が登場した。
そこから数カ月後、5月26日、CHUNITHMで初のアーケード機種での収録となった。ロケテストの段階ではCytusが先手だが、稼働中の機種では一番乗りとなった。
CHUNITHM版ではタイトルに『↓』がない、ジャケットにくらんてが不在と言う違いが存在する。ジャケットに書かれている謎生物もねつ造等ではなく、当初からくらんてと共にいたマスコットなのだが、なぜかくらんてだけが欠席となってしまった。
なお、maimaiではセルフアレンジあるいは続編とも言える『GloriousCrown』が収録されている。こちらもFDに負けない超物量譜面である。
2017年8月にはVOEZにも収録。こちらはCytusパック内の1曲と言う扱いでの収録となっている。
2018年8月、SOUND_VOLTEXへ遂に収録。こちらではジャケットにくらんては登場しているが、謎生物の方はTAMA猫になっていたりする。
(こちらでもタイトルに『↓』がない)
SOUND_VOLTEXではこちらよりも後に制作されたAragami等が先に収録されていた経緯もあって、待望の収録になったと言えるだろう。
2018年10月にはmaimaiでもt+pazoliteによるアレンジバージョンが収録される事に。キャラクターの方はスカイフェザーがMVに登場し、残念ながらくらんての初登場にはならなかった。大人の事情なのかどうかは不明。
2019年8月、同じアレンジバージョンがオンゲキにも収録された。ジャケットはそのままで、対戦相手は柏木美亜。FDらしい物量ではなく、オンゲキ特有の認識難がテーマの譜面になっており個性が強い。
2019年12月にはマーベラスとHARDCORE TANO*Cのタッグで開発されたWACCAにも収録された。ジャケットにはタノシー缶バッジをベルトに着けたくらんての他に、WACCAオリジナルキャラクターであるエリマキトカゲの「あいつ」が映っている。
また、すべての難易度の譜面をt+pazoliteが担当しているが、難易度は下から順に『許されるとぱぞ』『まだ許されるとぱぞ』『とぱぞ「だってxi君が」』と変化していく。譜面に「xi」の文字を書いてまで責任転嫁しようとするのはYURUSARENAI。
2020年2月末にはMuseDashにパック「音ゲー依存症Vol.8」の1曲として収録された。
達人難易度は最高難易度の11・・・ではなく10だったが、3月末に隠し譜面が追加。1222というMuseDash史上初の4桁コンボを持つ超物量譜面になっている。
2020年5月にはCytus2のガチャシステム「The CAPSO」の限定曲で収録された。無印Cytusからの移植で、譜面は無印譜面のアレンジとなっている。難易度Chaosは最高難易度の15。コンボ数は1222。
さらにはmaimaiコラボで『GloriousCrown』も収録された。こちらもChaosで15となっており、コンボ数は1225となっている。
どちらも超物量譜面。速い。
2022年3月にD4DJ GroovyMixへ収録。2月23日から1日1回挑戦可能なグルミクツアーの最終マスの課題曲に用意されている。クリアで先行解禁となる。道中で、nora2r氏のB.B.K.K.B.K.K.、EBIMAYO氏のGOODTEK、kanone氏のCO5MIC R4ILR0ADも課題曲として新規収録。こちらもクリアすれば先行で解禁される。
難易度は堂々の最高難易度15。これまでの移植された音楽ゲームの例に漏れず、圧倒的な高速物量譜面がディグラーに襲いかかる。
通常譜面における最高ノーツ数も1355から1502と大幅更新。(隠し曲は8分を超えるフルサイズのため除外。)
こちらのジャケットにはくらんても謎生物も描かれていないが、同作のユニットであるHappyAround!を彷彿とさせるデザインとなっている。
解禁のためのグルミクツアーは難易度が10〜12+までだったステージ8までそとは急激に難易度が上がり、挑戦するディグラーを篩にかけるボスラッシュ。
xi氏の天下一音ゲ祭楽曲から始まり、初代難易度15の東方アレンジ、WACCA初代ボス曲、グルコスを代表するボス曲の魑魅魍魎を乗り越え、FREEDOM DiVEが待つ。クリアすると専用演出と共に楽曲が解禁される至れり尽くせりな扱い。
クリア出来ないディグラーも3月27日から一般解禁されるため、是非挑戦してみよう。
アレンジ
上記のmaimaiに収録されているt+pazoliteのアレンジのほか、nora2rやcosMo@暴走Pによってもアレンジされている。
また、チュウニズムの稼働と同時に開始したガールズバンド企画、イロドリミドリでは「僕らのFreedom DiVE↓」というタイトルで三年生チームによるボーカルカバーが行われた。
盗作騒動
2021年4月に発表されたアイドルユニット「YURiMental」の楽曲『昨日に奏でる明日の歌』が本曲に似ているというツイートが発端になり、音ゲー界隈が騒然とした。
作曲者はなんとかつて本曲と同様にBMSのイベントであるBOFに出展経験のあるBMS作家であり、依頼したプロデューサーも本曲に似ていることを承知しているどころか開き直るような発言があったため炎上をした。
この騒動は本曲の作曲者であるxi氏の目にも止まり、関係者と協議を行っている最中であるとのことである。
ちなみに、音ゲー界隈では知らない人はいないというレベルの楽曲なため、本曲とのマッシュアップや各種音ゲーにおける本曲の譜面に寄せた創作譜面が作成されるなどネタ方面でも盛り上がり(?)を見せている。