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ナンキンの編集履歴2022/03/19 10:20:53 版
編集者:走り坊主
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ナンキン

なんきん

金魚の品種のひとつ。島根県の天然記念物で日本3大地金(他には愛知の地金、高知の土佐錦魚)のひとつ。

概要

ナンキン。出雲ナンキンとも言われる。名前の通り出所は出雲=島根県。ナンキン=南京から中国の南京と何か関係がある感じとも取れるがここらへんが未だはっきりしない(コレ!という文献が見つかっていない)というある意味出生不明の不思議な金魚である。

特徴を簡単に言うと肉瑠のない真っ白なランチュウ。金魚の世界では基本的に白勝ちの金魚は評価されないのが普通だがナンキンに関してはまるっきり逆。ますます不思議な金魚であるw。

ナンキンには厳密な評価基準があって

1:背ビレがない

2:頭が小さく肉瘤がない。

3:口先が細くとがっている(目から口先までが長い)

4:胸ヒレ、腹ヒレ、臀ヒレは短い

5:腹部は後方になるほどふくれている(卵型が理想とされる)

6:尾筒(胴体と尾ヒレをつなぐ部分)はらんちゅうより長い

7:尾ヒレは四つ尾を標準とする(上から見て、尾が中央で50%以上切れている)

8:体色は六鱗(口先と各鰭だけが赤)が標準。頭部が赤いのはその時点で出雲ナンキンとは呼ばない。

といった細かい規定が存在する。

希少種だけに入手は結構難しい。お値段も高価。

体質は地金魚お約束の虚弱体質。どうしても近親交配が多くなるので虚弱体質になる感じ。

色が白いところからなんとなくよくあるパターンの「病弱な肌の白い良家のお嬢さん」というイメージがw。

飼育方法

他の地金同様に保存会や同好会があるので本気で取り組みたい方はそちらに入ってみるのがよろしいかと。一般的に言われているのは成魚になるまでは屋外飼育必須。さらに言うと限りなく大きな池でゆったりと買わないと丸々とした良形にならないと言われています。

前述したとおり虚弱体質気味な種類なので入手の難易度から考えると生半可な気持ちでは飼えないエキスパート向きな品種である。

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