この記事は『魔法先生ネギま!』『UQ_HOLDER!』本篇のネタバレを含むため、閲覧には注意されたし!
理不尽と怨嗟にまみれた、この世界は間違って育った世界
私は全ての「敗者」を救済する
CV:甲斐田裕子(UQ HOLDER!)
概要
「完全なる世界」の首魁で『ネギま!』シリーズ全体における真の黒幕。構成員からは「造物主(ライフメイカー)」「始まりの魔法使い」とも呼ばれている。黄昏の姫御子を使い「世界を無に帰す」儀式を行った張本人。
ラカンですら後にも先にも唯一「勝てない」と思った程(理由は力の差ではない模様)の化け物。不死身ではないが不滅。
不滅の理由は(『ネギま!』では)不明ながらナギが造物主を倒し、世界から消し去ったはずだった。
しかしその後「白き翼」と「完全なる世界」との最終決戦の最中に復活し、姿を表す。
ネギ一行の助けに入ったラカンたちをも寄せ付けない圧倒的な強さを見せつけるもネギとアスナによって再度倒される。
消滅の間際、ローブのフードの下からナギの顔を現し、「俺を殺しに来い」と謎の言葉をネギに言い残した。
エヴァンジェリンを不死の吸血鬼に変えた張本人でもあり、吸血鬼となった直後にエヴァンジェリンが殺害したはずであったが前述のとおり「不滅の存在」故に生き延びていた。
2600年前に魔法世界とその住人を構築した「神」たる存在そのものでもあり、創者としての責務として世界を無に帰すために自らが造りあげた使徒を起動させた。
実はスプリングフィールド家の遠い先祖。また、ヨルダに不死の吸血鬼にされたエヴァンジェリンもヨルダの娘とされる。
更にアスナはアリカの妹君とされている(実際の血縁関係は不明)ため、ネギとアスナとエヴァは遠い親戚同士である可能性が高い。
UQ HOLDER!
「ネギま!」のパラレルワールドにおける続編「UQ_HOLDER!」の世界では、後述の「不滅のタネ」によってナギに憑依して長きにわたる精神戦の末、彼の精神を屈服させ、その肉体と精神を乗っ取っていた事が判明。
2066年にネギによって倒されるも、今度はネギの精神を乗っ取ってしまう。ここで本名及び性別が女性である事が判明するが、美形の男にも女にも見える端正かつ中性的な顔立ちを持つ。
その正体は「自らを倒した敵に憑依して乗っ取る」能力である「報復型憑依能力」(これを共鳴りという)を備えた精神生命体。
かつてネギの故郷の村が魔族に襲撃されたのも、全てナギの精神を乗っ取った彼女によるものであり、「ネギま!」で登場したナギは全て一時的に造物主から肉体の主導権を取り返していた状態であった。
そしてそのことを知らなかったネギはナギもろとも造物主を倒した結果、父と同じく造物主に憑依され、精神を乗っ取られてしまったのである。
憑依されたネギの精神を保つため「白き翼」を中心とした麻帆良3-Aの面々は数名単位でヨルダを抑える人柱として彼に添う事を選択。さらに様々な理由で人柱にならなかった(なれなかった)者、人柱になるまでに猶予がある者たちは、ネギ解放のために長年にわたる活動を始める。
しかし「人柱になる」という事は「ネギを襲う共鳴りの一部を肩代わりする」事でもある。時を追う毎にヨルダは歴代の人柱となった麻帆良3-Aのメンバーを自らの使徒(精神の端末)として吸収し、力を増していった。
こうして麻帆良3-A(人柱班/使徒組)は、フェイトが引き継いだ「白き翼」(麻帆良3-A残留組および、その子孫を含む)、そしてエヴァンジェリンが率い近衛刀太がエースとして控える「UQホルダー」の敵対者となっていった。
エヴァンジェリンを生み出し吸血鬼としたのは、自らの力を十全に奮える壊れない器(肉体)を欲したため。
最初にエヴァンジェリンに「殺された」時には、他ならぬエヴァ自身が成長しきってなかったため、憑依しても意味がなく、別の者に憑依して見逃すしかなかった。(最初にエヴァがヨルダを殺したときに憑依されなかったのはこのため)
「ヨルダの精神」「スプリングフィールドの一族に憑依して吸い上げた魔力」「エヴァンジェリンの肉体と魔力」という三要素が揃えば「完全なる世界」の目論む「真の世界」を構築させる大魔法の行使が可能となる。
関連タグ
宇宙帝王ドブライ・・・正体がエネルギー生命体である悪役つながり。