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概要

人間の場合で言えば、人間を殺すこと、またはそれを行う人間を指す。

実在の生物で言えば、殆どの生物が同族を殺す事が確認されており、食や縄張り等もあるが生存に関わらない理由(遊び等)で殺すこともある。

以前は人間だけが互いに殺し合い(殺人戦争)、他の生物はあくまで縄張り争いや群れの秩序を守るため、相手を追い出したりする結果、殺してしまう(過失)と言われていた。(今でもそう主張している者が少なからず見受けられる。)

この言説は、人間以外の生物に対する純粋さ(ある種の過大評価)、対する人間の残酷さを主張するために用いられる。

もっとも、実際には人間も同族殺しを忌避する性質が強く、殺人や戦争もその発生プロセスを突き詰めれば縄張り争いや群れの秩序を守るという他生物の同族殺しと根源を同じくするものであり、その定義から大きく逸脱しているわけでもない。


親殺し

子が親を殺す「親殺し」も、同族殺しの一種と言える。


自然界においては、群れのリーダーの座を奪い合って、親と子が戦い、結果として親が死ぬことがある。ただ、これは親だからではなく、リーダーの座を奪い合うライバルとして生じる戦い・死である。

また、子をなす過程で死ぬ(オスが精子をメスに受精させて死ぬ、メスが子を産んで死ぬ)生物もいる。


人間社会では、虐待を受けた子どもが虐待者である親を報復または自己防衛のために殺したり、高齢や病気で介護が必要になった親を介護者である子が介護疲れの果てに殺してしまうケースが生じている。


フィクションの同族殺し

フィクションの世界では、人間同士の殺し合いよりも、架空の存在同士の殺し合い、それに参加するキャラクターの表現として用いられる(拡大解釈として使用する力の源流が敵と同じという意味合いでも使われる)。

例えば『仮面ライダー』は、ショッカー改造人間である仮面ライダーが、同じくショッカーの改造人間であるショッカー怪人と戦う物語である。

HELLSING』の主人公・アーカードは、吸血鬼でありながら吸血鬼殲滅機関に所属し、吸血鬼を狩る存在である。


また、3人以上の個人同士が殺し合う形式の作品は「バトルロイヤルもの」と称されている。著名な作品としては、実写映画化もした小説『バトルロワイアル』、特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』、ゲーム『Fate/staynight』などがある。


フィクションの親殺し

フィクションにおける親殺しは、直接の親を殺すパターンの他に、超常能力を持ったキャラクターや被造物のキャラクターが、その力を与えた・存在を生み出した者や組織を倒すパターンがある。

古くはフランケンシュタインの怪物が、創造主であるフランケンシュタイン博士を殺すのも、親殺し物語の典型と言えよう。

仮面ライダー』に代表される多くの仮面ライダーシリーズでは、自身を改造した悪の組織や、自身が変身するためのアイテムを生み出した組織と戦うストーリーが描かれている。


同族殺しをテーマにした作品・キャラクター

特撮


キカイダー自身とダーク破壊部隊ハカイダーは元々光明寺博士によって作られたロボットである。

加えて良心回路と服従回路(漫画版で登場)は善悪というあり方こそ違えど、製作者の仕込んだプログラムに従う為のものという意味では本質は全く同じものである。


Kの製造者とロボットレンタル業を営むバドーの首領は血縁関係にある。


イナズマンや新人類帝国帝王バンバは超能力者(ミュータント)である。


ハヤテ(変身忍者嵐)や「血車党」の化身忍者は、ハヤテの父親である谷の鬼十が編み出した「人間変身の法」によって変身する。


 スカイゼルグランゼルは、ダダ星で製造されたサイバロイドにそれぞれ地球人の科学者の長男・次男の人格が移植されている。


アクマ族を裏切った3人がアクマイザー3を結成。三超神は彼らの魂を受け継ぐ存在である。


巨人頭脳ブレインから生み出された巨大ロボットの内の一体が正義に目覚めた存在。


スーパー戦隊

優れた科学力を正義の為に使う科学アカデミアの生徒と科学を悪用する元同級生の物語。


ダイレンジャーの気力とゴーマの妖力は表裏一体で両者は太極図でいう陰陽の関係にある為、世界の続く限り争いが終わらないという。


オーレンジャーの持つ超力も、敵勢力であるマシン帝国バラノイアも元は超古代文明の遺産である。


メンバー全員は該当しないが、ガオシルバーの使役するガオハンターの合体能力は邪気を取り込んで獲得したものである。

ちなみにパワーアニマルは大地の精霊が動物の姿を、オルグは地球に漂う邪気の集合体が器物の姿を得たものと徹底して対になっているが、気力が具現化したと言う意味では同類だろう。

なお、当のパワーアニマルも邪気に呑まれると「魔獣」になってしまう。


地球の忍術は宇宙から伝来したものであり、宇宙忍群ジャカンジャの扱う宇宙忍法とルーツを同じくする。


 邪命体エヴォリアン爆竜はダイノアース誕生の影響で進化した生命体。

また、現在はエヴォリアンが使用している暗黒の鎧は元はアバレスーツの原型となったもので、その力を行使していたのはエヴォリアンに反抗していたはずのであった。更に物語の終盤まで敵だったアバレキラーも同様にアバレスーツの原型となった存在であり、その力の制御のために首領の因子が使われていたという事実も発覚した。


両勢力に魔法を行使できる者たちが存在するが、それは敵幹部二人は元々マジレンジャーに力を貸し与えた天空聖者と呼ばれる種族である為。又、裏設定では冥府神の一人は元天空聖者と言う設定がある。

なお、ウルザードに関しては武器が敵の首領の体の一部から作り出されたという設定があり、終盤にて再び味方陣営に戻った為、「敵と同じ力を源流に持つヒーロー」という定義も満たしている稀有な存在となった。


敵勢力 ネガティブシンジケートもボウケンジャーもプレシャスの秘めたるパワーが組織の基盤である。

加えて劇中では、宝物を保護するというボウケンジャーたちの活動も見方を変えればネガティブと同じ行為だという指摘もされている。


 獣拳という動物の力を模した拳法を習得した存在。今でこそ流派は善と悪に分かれているが、元は同じ流派。


敵組織である蛮機族ガイアークは元々はマシンワールドの住人であったという設定を考えると、炎神達と同じ生命体である事も考えられる。なお、番外作品においてガイアークは炎神ソウルに該当するアイテムを作成した事もあり、映画の敵勢力に至っては奪った炎神キャストでパワーアップしているという設定であった。


ゴセイジャーと黒幕は出自を同じくする存在であり、天装術を行使できる。


敵の一人であるバスコ・タ・ジョロキアは元はキャプテン・マーベラスと同じ海賊団の出身である。

ゴーカイジャーは歴代戦隊の力を変身という形で行使できるが、こちらは使役という形で行使できる。


主人公達の持つ能力や敵の首領メサイアは転送研究センターに存在していたプログラムに由来するものであり、両者は共に物体を転送する技術を持っている。


どちらもメインの巨大戦力がであり、中には互換性のあるものも存在していて、その列車の所持者は敵勢力の裏切り者である


使用者によって形状の変化する手裏剣から術を繰り出す。

こちらは始めに善の力として存在していたものの一部が敵に利用された例。


追加戦士のジュウオウザワールドは、デスガリアンの生体改造によって誕生した改造人間である。


ルパンコレクション」の力によってルパンレンジャー・パトレンジャーは変身しており、ギャングラーもその力を悪用している。


 ストーリー最終盤のネタバレにつき注意!!


ゼンカイザーを除くゼンカイジャーのメンバーと敵組織は、並行世界の一つである異世界「キカイトピア」の住人である機械生命体キカイノイドである。

また、両者ともに「ギア」というアイテムを使用しており、その技術は敵側がゼンカイジャー側の技術をパクったものである。


ライバル勢力は脳人だが、主人公追加戦士は脳人の世界の王家であり、ライバル戦士に至っては脳人側が作った人工生命体である。

また、敵のヒトツ鬼はセンタイギアによって力を得ているらしく、これをドンブラザーズはこれを回収する事でアバターチェンジが行使できる。


第1話に登場したダンジームが倒された後に、その亡骸をガーディアンローリングの開発に利用されている。


ウルトラシリーズ

元はU40のウルトラ戦士と敵対者であるヘラー軍団は同じ種族であった。


闇の巨人に堕ちた光の巨人が再び光を得た姿。

作中では巨人は変身者のありようで性質を変える様が描かれている。


当初の設定では黒幕と元は同じ存在であったとされ、エピソード0でもスペースビーストと似た存在である事が示唆されている。


怪獣使い「レイオニクス」、その実態はレイブラッド星人自分の遺伝子を受け継ぐ異星人同士を殺し合わせて自分の器とするための存在である。


 黒幕と元は同じ存在であり、長き時の果てに命の時間を解放する力命の時間を止めるに別たれた。次回作では怪獣の力を行使するウルトラマンが登場している。


 星々に宿るエレメントの力が源泉となっている。

また、本編ではライバル主人公と同じくカードを使用していた


 かつて宇宙に名を轟かせた悪王の遺伝子を受け継ぎ、彼の武器対をなす武器使って進化する。

また、両陣営ともに変身アイテムがカプセルとなっている。

なお、その悪王も元を正せば光の国の巨人であった。


 メインヴィランウルトラマンの力は同じ惑星O-50由来。


 メインヴィランの出身が主人公と同じM78星雲かつ変身アイテムの開発者であり、彼の手で作られた怪獣の指輪も使用可能。


防衛チームが使っているロボットの技術は元は宇宙から飛来した怪獣を元に作られたものである他、ゼットと敵の最強の姿はどちらもウルトラマンベリアルの力が使用されているという共通点がある。

なお、メインヴィランの使用するアイテムは主人公が使用するものの同形機第三勢力の使用するものは模造品となっている。


主人公のトリガーは元は闇の巨人であり、自分の分身の影響で光の巨人となった。


その他特撮

主人公も忍者であるが、敵も同様に忍術を悪用する忍者ばかりである。


昆虫のパワーから生み出された戦士で、ライバル戦士も同じ技術で生み出された。


2番目に登場したヒーロー「ザ・ブレイダー」は敵組織の住む闇次元から持ち込まれた「闇の種」を速水克彦が食べる事で覚醒した存在である。


元々ロボはBF団が作った兵器GR1であり、草間大作少年に操縦権が行き渡り、正義のロボットとして活躍する事になった。


主人公のガイファードは寄生生命体ファラーと改造人間ガイボーグのハイブリッド。


魔弾戦士たちが使う魔弾キーは元はジャマンガの魔物を倒して出て来るものを作った物である。幹部の2人は魔弾キーを体に埋め込んでいるのでそれがある限り不死身である。


人間を守るために魔獣ホラーを狩る魔戒騎士たちが纏うソウルメタル製の鎧は前身にあたるホラー由来の武器を参考にして発明された。

また、守るべき人間が時として己の陰我でホラーとなって同族を喰らう現象が太古の時代から繰り返されており、二重の意味で同族殺しの色を強くしている。


漫画

 ブラックゴーストによって開発されたサイボーグ兵士の研究用プロトタイプであったが、彼らを改造した科学者の一人であるギルモア博士と共に逆らって脱走した。時には同族とも言うべきサイボーグ戦士と戦うことになるなど悲しい宿命を背負わされ続けた。石ノ森作品における『同族殺し』のプロトタイプ的存在である。


愛に目覚め、デーモン族を裏切った勇者あるいはデーモンをその身に宿した悪魔人間。


主人公である孫悟空はストーリー開始時点ですでに、慕っていた育ての親を無自覚で殺してしまっている。その事実はデリケートな問題として長く悟空には伏せられたままだったが、真の出自である宇宙人・サイヤ人の登場により否応なく知ってしまうことになる。当初は自分のルーツを受け入れられなかった悟空だが、地球を守るため残虐非道なサイヤ人たちとの同族殺しを繰り広げる中で次第に自分の本能を受け入れるようになり、最終的に「地球育ちのサイヤ人」と名乗るようになる。


主人公の鵺野鳴介は妖怪や悪霊などを祓う霊能力者であるが、その手段として左手に宿った人ならざる力を行使する。


作中の主人公は、尸魂界篇で敵対した死神のうちの一人の血を引いており、全編通しての敵であるもまた内包しており、最終章のラスボスの力のかけらも与えられている。


作中の主人公は、魔族の血を引いている。


人々を守る鬼殺隊の討伐対象であるは元人間であり、鬼の始祖にあたるラスボスは(偶発的であるが)とある人間が生み出した存在である。鬼の中には無惨の敵対者もおり、人間のためにその力を行使するものも少なからず存在する。


改造人間の「戦術鬼」や主人公の着る戦闘服「強化外骨格」は瞬殺無音部隊所属の葉隠四郎によって開発されたもの。加えて強化外骨格は敵陣営にも装着者がおり、両者の強化外骨格には霊魂が収められている。


秘密結社クロノスが生み出すゾアノイドは元々は主人公が装着するユニット・深町晶ガイバーと同じく宇宙からの「降臨者」が生み出した存在となっている。


主人公光牙は宇宙から飛来した1期ラスボスの力アテナの力により、光属性と闇属性の小宇宙を内包した存在になっている。また、両者の力の衝突が作中世界に「属性」の概念を齎したとされている。


 原作終盤のネタバレにつき注意!!


人間を襲う生物が主人公の体の一部になり、元の種族と敵対する漫画の例。


公安退魔特異4課のメンバーはほとんど悪魔と契約している。


主人公・アーカードとその従僕セラス・ヴィクトリアは吸血鬼でありながら、吸血鬼殲滅機関ヘルシングの一員として、吸血鬼と戦う。


主人公・蜂鐘コウは怪獣ジガに平和な日常を破壊されて怪獣と戦うことを決意するが、ジガの正体が自分であることを知り、そして自分同様に人工的に作られた他の怪獣たちから世界を守るために、ジガの姿と力を使って戦う。


アニメ

敵の首領であるBK-1(のちのブライキング・ボス)の製造者はキャシャーンの父親にして新造人間としての製作者である東光太郎博士である。

リメイク版「Sins」ではキャシャーンはロボットという設定になったため、より同族殺しとしての色が強まった。


特撮版同様にコプーから力を授けられた存在であるが、こちらの設定では敵勢力のゴーモン(特撮版のドルゲ)とコプーの本質は全く同じ存在だとされていて、世界の正義と悪のバランスを決めるために互いの勢力は争わされていたのである。


本作に出て来る戦闘機人ナンバーズスバル・ナカジマギンガ・ナカジマはそれのプロトタイプとなっている。なお前者は振動粉砕という技は戦闘機人に対しては致命的なダメージを与えると言う点では同族殺しの色が強まった。


寄生生命体ラダムに寄生されたのが本作のテッカマンであり、Dボゥイは洗脳させられる前に脱出させられたと言う経緯がある。


公達は、敵組織によって誕生した(手を加えられた)改造人間。


ゲーム

敵の力を奪い、行使する能力を持つ。

力の元になっているのは自分の同族であるロボットであり、第1作は特に開発者が同じという事もあってその要素が特に強い。後継機も同様の能力を行使できるが、皮肉にもこちらは敵勢力のベースになった存在であり、より同族殺しの色が強まった。


世界を恐怖に陥れたマッドサイエンティストが生み出したロボット。

なお、イレギュラーの発生要因の一つでもあり、討伐者にして媒介者という悲しき業を背負っている。


過去の英雄達を模した「意思を持つ鉱物」。これを使って主人公らはロックマンとなるが、2作目でとある男が仕組んだロックマン達が殺し合う「運命のゲーム」の駒であった事が明かされる。


敵を吸い込んで能力をコピーする。アニメ版での正体はホーリーナイトメア社が送り込んでくる魔獣達と同族であり、ますます同族殺しの色が強くなっている。


プレイヤー側である艦娘も敵勢力の深海棲艦も過去に存在した軍艦がモデルとなった存在であり、メディアによっては艦娘深海棲艦も本質は同じものらしい事が示唆されていて、艦娘が沈むと深海棲艦になるという描写もある。


敵勢力であるセイレーンの技術を積極的に取り入れる。


作中で重要な要となる英霊召喚は人類を滅ぼしうる七つの大災害が元になっており、シリーズ最大スケールとなる作品ではそれに対応している7人の最高峰の英雄達がカウンターとして召喚される。

これらの作品群では明確な善悪の定義はないものの、七つの大災害に関しては明確に「悪」と定義されている。


主人公ドルモンのデータからデクスドルゴラモンが生まれており、どちらもデジタルワールドのホストコンピュータユグドラシルの思惑により生まれた存在である。故にコピー元であるドルモンことアルファモンごと影たるデクスモンを討たねば世界の危機が去ることは無い。

また、デジモンを蝕むXプログラムの感染により正義を重んじるデジモン達までもが、X抗体を獲得するべく、無辜のデジモン達を狩ろうとするようになってしまった。


主人公たちの使うデジクロスは元は敵勢力が発見した物という設定である。


クリア後のイベントに登場するエスプリは元はフレア団の開発したスーツであり、当初こそ装着者はリモートコントロール機能で操られていたが、事件解決後は正しい事の為にスーツを利用している模様。


敵キャラのIKS.gearは、味方キャラであるでんこの技術を模倣して生み出された存在。IKS.gearのスキルもオリジナルでんこ・エクストラでんこに対して高い効果を発揮するものとなっている。


関連タグ

同族 クロス・オブ・ファイア


エゼキエル・シムズ:MARVELコミックのヒーロースパイダーマンの登場人物。コミック作中にて『ヒーローが自分と似たような敵と戦うのは、偽物(=敵)は本能的に本物(=ヒーロー)を嫌うから』という、同族殺しの観念に近いセリフを発言している

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