概要
山中を根城として通行人を襲う盗賊のこと。
屈強な体格で、猪や熊などの毛皮を身に纏っている、というイメージがある。
特にファンタジー創作などでは、同じ賊である盗賊や海賊と違い、義賊は少なく冷徹な悪人として描かれ、また扱いも小物(雑魚)であることが多い、たぶんどことなく浪漫に欠ける泥臭さがあるからだと思われる。
が、梁山泊の108人も、シャーウッドの森を根城にしていたロビンフッドも言うなれば山賊である。日本史では皇室に忠義を尽くした楠木正成は山間を根城とした地侍で、義に殉じた山賊と言えなくもない。