概要
著者は鳥羽徹、イラスト・キャラクター原案はファルまろ。
GA文庫のラインナップのひとつ。2018年5月から刊行されている。既刊は2022年1月時点で11巻。
『そうだ、売国しよう〜天才王子の赤字国家再生術〜』と言うタイトルでコミカライズなされている。2019年10月からスクウェア・エニックスが運営しているWebコミックサイトのマンガUP!にて掲載されている。作画はえむだ。
さらに横浜アニメーションラボの手によってテレビアニメ化。2022年冬アニメとしてTOKYOMX、AT-Xに加えてBS日テレにて放送される。
ストーリー
ナトラ王国は強国に囲まれた弱小国でありながら、国王・オーウェンの安定した治政のもと、国の安寧を守り続けてきた。
しかし、他国に知られた名君も病に倒れたたため、留学中の王太子・ウェイン・サレマ・アルバレストを呼び戻し、摂政として国政に携わらせることとなる。
登場人物
ナトラ王国
ヴーノ大陸の最北端に位置する小国家。
- ウェイン・サレマ・アルバレスト(CV:斉藤壮馬)
主人公。病床の王に代わってナトラの国政を取り仕切る王太子。
ウェインの補佐官。ウェインが自然体で接することの出来る数少ない相手。
ウェインの妹。ウェインとニニムを慕う聡明な王女。
フラーニャ付きの護衛。年端も行かない少年だが高い戦闘能力を持つ。
アースワルド帝国
ヴーノ大陸東部全域を傘下に置く覇権強国。史上初の大陸統一を成し遂げると目されていた。
- ロウェルミナ・アースワルド(CV:東山奈央)
帝国第二皇女。機知に富んだ才女で、ウェインを手玉に取る程に悪巧みも上手い。
- フィシュ・ブランデル(CV:日笠陽子)
ナトラ駐在大使。のちにロウェルミナにその能力を買われて補佐官となる。
西方諸国
文化や思想において「レべティア教」の影響を強く受けている国々。
主に諸国の君主から選出された「選聖侯」と呼ばれるレべティア教幹部が絶大な権力を握る。
カバリヌ王国の侵攻によって国を追われ、マーデン解放軍に身を置く少女。
レベティア教福音局局長。大陸の混迷化を何よりも尊ぶ破壊願望の持ち主。
- グリュエール・ソルジェスト(CV:大塚明夫)
凄まじい巨躯を持ったソルジェスト国の王。選聖侯の一人でもあり教団の軍部を担当する。