サンダーボルト・ロス
さんだーぼるとろす
解説
本名「サディアス・ロス」。
『インクレディブル・ハルク』で登場。
アメリカ軍の将校であることからロス将軍と呼ばれる。
2008年に赤いハルク「レッドハルク」に変身する能力を得た。
娘は、ブルース・バナー / ハルクの恋人のベティ・ロス。
演じるウィリアム・ハートは2022年に死去しており、作中では死んでいないロスがどのようになるのか(ハルクやウォーマシンのように俳優が交代するのか、描写のないまま死んだことになるのか)、現時点では不明。
演:ウィリアム・ハート、日本語吹替:菅生隆之
アメリカ合衆国の権威を笠に着た、傲慢な職業軍人。
常に自らとアメリカが正しいと考えており、国益のためなら市民を犠牲にすることもいとわない。
国益のためにハルクを生み出しながら、邪魔となったら容赦なく「軍の所有物」としてモノ扱いの上で捕獲を企てる冷酷非道な人物。
ハルクの一件から、超人=スーパーヒーローに対して懐疑的な立場である。
インクレディブル・ハルク
初登場作品。
アメリカ陸軍将軍であり、娘のベティの恋人であるブルースを使い、超人血清の再現計画を主導するも、生まれたのが制御不可能なハルクであり、研究所も破壊されたため、その事実を隠蔽するためブルースを追い続けていた。
やがてリオデジャネイロに潜伏するブルースを発見。エミル・ブロンスキー率いる部隊を向かわせるも失敗し、ブルースはアメリカに戻ってくる。
結局、ベティを危険に晒し、エミルはアボミネーションとなり、ブルースは再度逃亡という結果に終わり、彼の超人に対する懐疑心は敵視へと変わった。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
『インクレディブル・ハルク』から実に8年ぶりに登場。
国務長官に就任し、ヒーローたちを国連の監視下に置く「ソコヴィア協定」の締結をアベンジャーズに提示する。
アベンジャーズを自警団、ハルクやソーを核弾頭と呼ぶなど、ヒーロー嫌いは変わっていない。
協定に反対的立場を示すスティーブ・ロジャースが国連爆破事件を機にバッキー・バーンズに組したため、トニーにスティーブらの逮捕を指示する。
なお、同作にはエヴェロット・ロス捜査官も登場するが、特に血縁的関係はない。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
アベンジャーズ基地にいるローディとオンライン通話をしており、彼からヒーロー同士のいさかいが悲劇を招くと、不随になった両足を示されてしまう。
直後、スティーブらが基地を訪れ、ローディに逮捕を命じるが、事態はそれどころではない(サノス軍の先兵がニューヨークに攻めてきた)ので、あっさり通話を切られてしまう。
ブラック・ウィドウ
『シビル・ウォー』直後、逃亡犯となったナターシャ・ロマノフを追撃部隊と共に追う。