概要
スマートフォン用のアプリで、2010年10月6日に初版がリリース。
2012年にFacebook社に買収された。
2014年2月に日本語アカウントが開設される。
基本的にスマホで撮った写真を即アップロードすることが前提であり、PCから閲覧することはできてもそのままアップロードすることはできない。
しかしながら、最近では、Chromeのデベロッパーツールなどの機能を使うことによりPCからのアップロードが可能である。
他のSNSと同様にハッシュタグで同じテーマの投稿を見つけたり、いいねボタンを押して評価できたりする。
ただしTwitterなどと異なり、投稿者以外にいいね数は表示されない。
ファッションモデルを中心としたタレントたちの営業ツールとしても重宝されており、Instagramをきっかけに売れた者も多い。その他飲食店や美容院、アパレル系を中心とした店舗の営業ツールや、ペットや手料理の写真を披露する場としての需要も高い。中でも他のフォロワーへの強い影響力を持つユーザーは「インスタグラマー」と呼ばれる。
逆に、一時期のfacebookやインスタ映えブームのように一般人が交流ツールとして使うのは下火となりつつあり、その傾向は2020年のコロナ騒動の外出自粛でますます加速している。
ストーリーズ*
通常の投稿とは別に短時間の動画を公開できる機能。通称「ストーリー」。
この機能を用いてアップロードされた動画は24時間で自動的に削除される。
24時間で消えることによる気楽さからTwitter代わりに用いる者も多い。
しかし、気楽さが仇となり飲食店のバイトなどによって悪ふざけ動画の投稿に使われた事件も発生している。公開されている24時間以内に他のSNSへ転載されることで、「ストーリーズ」が削除されても拡散炎上してしまうかつてのバカッターのような問題も発生した。
ゴーストアカウント放置問題
Instagramには何らかのトラブルが発生した場合の問い合わせフォームが存在しない。
そのため、いかなるトラブルが発生しても自力で解決しなければならないというネット初心者にはかなり敷居の高いSNSだったりする。
またこの運営の丸投げ体質がネットを使い慣れている人間にとっても弊害をもたらしているのが、ゴーストアカウント放置問題である。
Instagramは2017年までは登録時のメールアドレスとパスワードさえあれば誰でもアカウントが作れる仕様だったのだが、公式が2018年から突然二段階認証を導入。この導入後、メアドとパスワードを入力してもアカウント乗っ取りと見なされ二段階認証を要求されるようになった。
問題はここからである。Instagramは最初に二段階認証を要求された時ですらメアドの変更は絶対にできない。つまり最初に登録時のメアドがサービス終了や削除済みで使えないものになっていた場合、
メアドとパスワードを入力しても乗っ取りと見なされる
↓
電話番号認証のためにはまずメアド認証が必要
↓
メアドを変更するフォームがない
↓
問い合わせフォームが存在しないので問い合わせてメアドを変えてもらうことも出来ない
↓
メアドとパス(以下無限ループ
と、本人による二段階認証もアカウント削除も出来ない永遠に存在しないメアドに認証番号を送り続けるだけのゴーストアカウントと化してしまったのである。
サービス開始から2017~18年を境に更新が停止しているアカウントの大半がこの二段階認証と運営の丸投げ体質の犠牲となったゴーストアカウントであり、アカウント主も八方塞がりのどうしようもない状態となってしまっている。