概要
二段階選抜とは、主に大学入学共通テストにおいて、大学側が設けた基準点に達しなかった志願者を即不合格にするやり方である。
「足切り」の一種。以後当記事では足切りと呼ぶ。
内容
主に上位国公立大学や医学部等で採用されている方式。その足切りにも2つの方法があり
・共通テストの規定点数に達しないと不合格
・規定倍率に達すると大学が設定した規定点数を設け、それに達しなかった志願者を強制不合格
というものがある。多くは後者。
なお、規定点数についてだが、1000点満点で足切りに使用する大学もあれば、大学側が設けた一次試験(共通テスト)の配点をそのまま使用する大学もある。ここは大学によって違うのでしっかりと確認すること。
つまり、足切りに引っかかった志願者は問答無用で二次試験への挑戦権を失うという何とも恐ろしいモノである。足切りにかかった場合、受験料は国公立大学の場合17000円の中から手数料を抜いた13000円が返還される。
足切り点は大学によるが、東大や一橋は7割程度を目安に足切り点を設けていることが多い。旧帝大後期や医学部は8割程度。
倍率足切りの場合は足切りが行われないこともある。例えば大阪大学理学部では3倍を超えたら行うと表明しているが、2024年では2.9倍のため実施されていない。また、志願者数を超えても実施しない大学もある(特に後期)。
さらに、毎年のように足切りを行ってるのは東京一工と医学部医学科や筑波大学体育学類等一部のみであり、それ以外の大学では足切り規定倍率が高い事から実施に至らないことが多い。