概要
厄祭戦末期に開発されたモビルスーツのインナーフレーム。
戦局打破の目的でガンダム・フレームと同時期に開発されたフレームであり、構造が単純でエネルギー効率に優れているほか、軽量で高い機動力を持つ。また、グレイズ・フレームと同じく頭部に球状センサーがあり、頭部の装甲を展開してセンサーを露出させ、索敵モードにすることが可能。
しかし、その軽さ故に格闘戦において敵機に大きなダメージを与えることが困難であるため正確な重心コントロールが必要になる。
出力を除けば総合性能はガンダム・フレームに劣らないが、ガンダム・フレームが注目されたためか生産数は9機と非常に少なく、実戦記録も僅かしかない。
なお、マクギリスがギャラルホルン及び、阿頼耶識の説明をするときに、装甲を取り付けれれていない、フレームのみの状態のヴァルキュリア・フレームが複数機イメージ内で登場していることから、ギャラルホルンにほぼすべての個体が管理されていると思われる。
ガンダム・フレームの陰に隠れてしまったものの、厄祭戦終結後にヴァルキュリア・フレームの設計思想がギャラルホルンに再評価され、ギャラルホルンの主力モビルスーツであるEBシリーズの礎となり、ゲイレール・フレームやグレイズ・フレーム、レギンレイズ・フレームの開発に活かされる事となった。
ヴァルキュリア・フレームを採用したモビルスーツの名前はリヒャルト・ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」に登場するヴァルキリー9姉妹の名前に由来する。