概要
CV:芝崎典子
ハイリヒ王国王女。ヒロインの一人。14歳。愛称は「リリィ」。お付きのメイドはヘリーナ。アニメ版では第2期から登場。
王国の才女として絶大な人気がある。王女であるが傲慢だったり人を見下したりすることはせず、明るく気さくな性格。堅苦しさは感じさせないことから国民や南雲ハジメのクラスメイト達にも慕われている。
結界を張ったり光の縄で相手を拘束したりするなどの魔法を扱うことが出来る。
トータスに召喚されたハジメ達に親身に接し、白崎香織や八重樫雫とは親友の間柄となり、奈落に落ちたハジメのことで落ち込む香織を心配していた。
しかし、神の使徒・ノイントの魅了で、国王や重臣達がエヒト信仰に傾倒して狂信する姿を見て不穏な空気を感じ取り、さらに畑山愛子がノイントに攫われる現場を目撃したことでアンカジ公国に助力を求めるべく単身で王都を出る。
偶然出会ったユンケル商会の隊商に同行したが、途中で盗賊達に襲撃される。結界を張って何とか持ちこたえていたところに、偶然遭遇したハジメ達よって盗賊達は殲滅される。
奈落に落ちたはずのハジメの生存と再会に喜ぶが、当の本人からは自分の存在を忘れられてることに愕然。
その後もハジメ達からぞんざいな扱いを受けたり空気にされたりした時には「私、王女なのに……」と嘆いていた。
香織とともにハイリヒ王国に帰還すると、中村恵里の裏切りで窮地に陥っている光輝達を香織とともに助けようとする。
戦後、国王の死亡と騎士団や王都に多大な被害を被り、王国の再建のためにヘルシャー帝国の援助を得るべく帝国に赴き、援助を得るために身を犠牲にして皇太子のバイアスと婚約することに。
しかし、婚約パーティーの直前にバイアスに犯されそうになるが、ハジメの"アラクネ"によって事なきを得る。その際、助けを求めて応えてくれたハジメに好意を抱き、パーティーでは帝国への意趣返しに漆黒のドレスを身に纏い、ハジメとダンスを踊って助けてくれたことに感謝した。
その後、バイアスはハウリア族に処刑されて、帝国も奴隷解放による国力低下のせいで婚約は白紙となる。ガハルドがフェアベルゲンで宣誓してハジメのゲートでぞんざいに帝城に送られた後、自身もヘリーナと近衛騎士と共にゲートでぞんざいに王都に帰される。
神話大戦の開戦前では、愛子がハジメに人々の団結と戦う意志を促す扇動を名前呼びで任されたことに羨み、自身もハイリヒ王国民への扇動を(半ば強引に)愛称呼びでお願いさせることをハジメに迫る。その後、ハイリヒ国民に悲壮感を醸し出しながら演説で扇動し、国民が一緒に戦うと気勢を上げた時にこっそり笑みを浮かべるなど、腹黒さを出している。
本編最終話では、ハジメの嫁の一人となる。だが、王女の身分と多忙のせいで絡みがあまり多くなく、アフターストーリーではそのことを結構気にしている。さらに働き過ぎて重度のワーカーホリックに陥っている。
また、専属メイドのヘリーナがハジメに主従し始め、自分の知らないところで超人メイド集団『フルールナイツ』が結成されていることに戸惑いを隠せていない。