概要
「おらぁ! 粉々に砕けとけぇ!!」
「俺の名前は犬飼鷹四郎。京極組に所属する腕っぷし自慢の極道だ」
本名は犬飼鷹四郎(いぬかいようしろう)。
ヒューマンバグ大学の「京極組の天才・久我虎徹」に登場する京極組の新人。
元は半グレだったが、護衛対象であった郷田の始末を遂行してきた久我虎徹との対峙を経て、京極組に入った。
スレッジハンマーを振り回して敵対者を完全破壊する事から「スレッジハンマーの犬飼」の異名を取る。
人物
容姿
癖のある黒髪に後ろ髪を纏めた様な髪型をしており、褐色肌をしている。体格もかなりのものであり、金剛仁王像と例えられた。
性格
敵対者に対しては獲物であるスレッジハンマーで叩き潰す、カチコミをする際にはスレッジハンマーでドアを破壊する苛烈かつ危険人物。
一方で「バカ正直」という言葉が似合う人物でもあり、砂鉄を詰めた特注のサンドナックルを嵌めた久我の一撃を「やたら拳が固い」と勘違いしていた(久我もこれに呆れたのか思わず説明した程)。
久我の仲間になって以降は京極組の良識派として下衆な輩を容赦なく軟体生物にしたり良識派の上司である西園寺に挨拶をしたりと友好的だが礼儀作法には疎い描写がある。他の良識派組員にも言えることだが天羽組が麻薬販売に手を出したと勘違いしている。
能力
スレッジハンマーを豪快に振り回せる怪力の持ち主で、パワーに関しては裏社会でもトップクラス。そこから繰り出す一撃はドアを容易に破壊でき、人間がモロに喰らえばただでは済まない。事実、久我も持ち前の動体視力で直撃を免れたものの肋骨が二本も折れた事から、その凄まじい威力が窺い知れる。その腕力から放たれるパンチも当然強力である。
軌道が読まれやすいというハンマーの短所も理解しており、一撃目を外したと見せかけて身体を一回転する事により、全身をバネにした強力なニ撃目を即座に与えるなど、トリッキーな技も使いこなす。
スピードも久我が驚く程の速さであり、ハンマーを構えて敵対者との距離を一気に詰めていける為、回避できる手段がない。サンドナックルを装着した久我の鉄拳を顔面で受けても鼻血が出る程度で済んだ事から、タフネスもかなりのものである。
総じて戦闘能力は超一級品であり、京極組のカチコミには欠かせない戦力となった。
活躍
久我が地上げ屋の郷田を暗殺するため郷田の別荘(旧邸)に赴いた際に門番をしていた。久我をして「速い」と言わしめるスピードで襲いかかり、彼の肋骨を折るが、久我のサンドナックルによる反撃を顔面に食らう。久我の実力と決意の強さを認めた上で、門番をしていたのは元々組織の命令で自分の本意ではないと語り、久我に道を譲った。
「誰かは知らんがお前も工事したらぁっ!!」
「どうせ下につくならば、あんな男がいいのだろうな」
- 1月22日付の動画(状況整理)
この出逢いがきっかけで久我の男気に惚れ込んだらしく、後日、久我の前に現れると土下座して京極組入りを志願した事が語られた(公式ツイッターでも、久我虎徹を支え周辺の敵の脅威となるとコメントした事から、彼が仲間入りすることは予め決められていた)。
その顛末が描かれており、最初は久我を兄貴と呼んだものの、当の久我から「五分の兄弟(対等の関係)でいい」と言われてからは「兄弟」と呼んでいる。
京極組の幹部である西園寺の愛娘の由美子に婦女暴行を働いた半グレグループ「蛇牙」とそれを率いる元構成員の春日へのカチコミを自ら志願。獲物であるスレッジハンマーでドアをブチ破って、半グレ達を蹴散らした。その後は由美子に乱暴した実行犯二人に生き地獄を味あわせる為に連行をした。
極道になってからまだ日が浅いためか敬語は使い慣れていない様子で、その点は西園寺から苦言を呈されている。あくまでも言葉遣いを注意された程度であり、カタギを食い物にする人物ではないのか、当時は外道構成員だった相良のように雷を落とされてはいない。
「冷てぇな兄弟 出入りなら俺にも声をかけてくれよ」
「よ…よろしく頼む…でございます!」
「こんかあ! ゲスが!」
外国人の経営するぼったくりバーの設立に関わっている、中規模の半グレ組織ジャンゴを粛清する為に久我、野島と合流。
こちらもスレッジハンマーでドアをブチ破り、半グレ達を弾き飛ばした。ジャンゴを率いている樫本が久我を知っている事を訝しんでいるものの、既に樫本は久我に粛清された為、どのような因縁なのか知る事はなかった。
「ハンマーで死ぬのは痛えぞぉぉ!!」
「しかし、コイツはなんでお前の事を知ってたんだ?」
関連タグ
ハンマーの冨樫…京極組と同じく武闘派ヤクザである天羽組に所属する。犬飼と同じくハンマーを得意武器としている狂人。なお、冨樫はハンマーで「薄く」するのに対し、犬飼はスレッジハンマーで「軟体生物」にさせるという違い(?)があるが。