ちなみに言えば、全長3メートル、重量は5トンあり、当時の爆弾のサイズとしても決して小さくは無い。B-29自体の爆弾搭載量は9トン。日本への空襲で使用された焼夷弾のサイズは数キロから大きくても200キロというレベルであり、比較するのは間違っているが通常の爆弾と相当してもかなりの威力があると言える。
当時の広島市中心部に落とされ、およそ3キロ四方を壊滅、10数万人を即死、または半年以内に死に至らしめた、人を殺すには極めて効率的な「小さな」爆弾である
今日、特に日本においては広島原爆としての意味以外で使われることは少なく、よりによって8月7日(原爆投下の翌日)にこの名称が描かれたTシャツを着たアイドルや放送局が叩かれたことは記憶に新しいが、原爆以外の名称でも今でも普通使われるファットマンとは対照的な扱いである。
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ファットマン 長崎原爆のコードネーム、リトルボーイより一回り大きく、名称はその大小からつけられた。