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ヘルムの編集履歴

2022-05-16 17:16:52 バージョン

ヘルム

へるむ

"helm" のカナ表記。「兜」を意味する。

概要

ドイツ語などでを守る「」を意味する言葉、ヘルメットの語源。


コイフ(coif)

チェインメイル頭巾

多くの場合ホーバーク(hauberk)と併用する。

その構造上、斬撃はある程度防げるが殴打や刺突には強くない。


グレートヘルム(great helm)

例のバケツみたいなやつ。当該記事参照。


バシネット(bascinet)

尖った面頬が特徴。当該記事参照。


アーメット(armet)

バシネットから進化し、15世紀に開発された兜。

全体が曲面で形成され、頸部に合わせて狭くなっており上から被ることはできない。

目を覆うバイザーは上に、顔の下半分を覆う面頬は左右に展開し、顔部分が大きく開いた状態で着脱する。

襟部分はバシネット同様チェインメイルのアヴェンテイル(aventail)がついているタイプと、首周り全体が板金装甲のタイプがある。

プレートアーマーが成立した時期の兜はこのタイプが主流。


サーリット(sallet)

アーメットと同時期に開発された兜。

バシネットの面頬とアヴェンテイルを廃止した軽量型の兜で、本体後部は湾曲したフランジ(flange)を形成し頸部を保護する。

顔は大きく開かれて広い視界を保つとともに、目的に合わせて外付け式のバイザーや、ピザイン(pizaine)と呼ばれるチェインメイルの襟当てを取り付けた。


クローズヘルム(close helm)

アーメットとサーリットからさらに進化を遂げた、17世紀の兜。

外見はアーメットとほぼ同じだが、着脱に際しては全体が開閉する構造を具えている。

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