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編集者:つヴぁい
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ネオラゴーン

ねおらごーん

ネオラゴーンとは、特撮テレビドラマ『高速戦隊ターボレンジャー』の登場キャラクターの一人。

「流れ暴魔の役目は終わった。ターボレンジャーも変身はできぬ。もはや世界征服は成し遂げたも同然。フフハハハハ…!」

CV:渡部猛

概要

物語最終盤にて、ヤミマルの策略により一度は倒された暴魔大帝ラゴーンが力を蓄え復活した姿。本作のラスボスに当たる。

以前の悪鬼を思わせる妖怪じみた風貌から、復活後は黄金色の即身仏を思わせる禍々しい人型の容姿へと変化。手にした杖や口から吐き出す破壊光線が主な戦力で、両肩には腕が隠されており、相手の不意を突いて攻撃する事も可能である。

配下や第三勢力による下剋上に遭った敵首領としては珍しく、そこから復活して再度元の地位を取り戻した存在でもあり、復活後はヤミマルたち流れ暴魔から暴魔城を奪還し、暴魔百族の支配者として返り咲いた。もっとも、復活までの時点でかなりの数の暴魔獣が倒されていた事もあり、明確に配下と言えるのはズルテンウーラー兵程度しかいなかった訳だが・・・

このような事情もあってか、復活後は108体の暴魔獣が封印されている最大にして最後の「大封印」を破り、復活させた暴魔獣軍団の力をもって一気に世界を掌握しようと目論むようになる。

そして最終決戦において、その大封印がターボレンジャーの本拠であるターボビルダーの直下にある事を突き止めると、ネオラゴーンはこれを破壊すべく暴魔城を繰り出し、阻止しようと再度暴魔城へと突入したターボレンジャーと直接対決に及ぶ。

かつて干戈を交えた際よりも、大幅に上がった強大なパワーと恐るべき攻撃力でターボレンジャーを圧倒し、闇隠れの術を駆使して乱入してきたヤミマルに対しても、術を破って死亡寸前のところまで追い詰めるが、そこにターボビルダーにやって来た山口先生からの励ましを受け、ターボレンジャーが闘志を取り戻した事で形勢は逆転。5人のコンビネーションによる反撃を経て、復活前と同様にレッドターボの繰り出したGTクラッシュで深手を負ってしまう。

もっとも撃破までには至らず、暴魔城からターボレンジャーを放逐して暴魔の首領としての意地を見せると、巨大化状態で地上へと出現。自らの手で大封印を解こうとターボビルダーに迫るが、これを迎え撃ったスーパーターボロボのスーパーミラージュビームを受け、炎の龍の姿と化して完全に消滅した。

消滅寸前、最後の力を振り絞ってターボビルダーに目掛けて落下させた暴魔城も、スーパーターボビルダーのスーパーターボビルダービームによって爆散。それと同時に大封印に閉じ込められていた108匹の暴魔獣達も全滅し、ここにラゴーンの野望は潰える事となったのである。

最弱のラスボス?

以上の最後に至るまでの経緯を読んでいておや?と思った読者もいるかも知れないが、ネオラゴーンに対する決まり手となったのは、復活前に一度は耐えきっていたスーパーミラージュビームであり、巨大化から撃破までの所要時間もわずか1分30秒程度と、ラスボスにしてはあまりにも呆気ない最期を迎えている。

このような最期である事に加え、翌年以降凶悪なまでの強さを発揮したラスボスが連年のように現れた事もあり、某掲示板においては一時期「戦隊史上最弱のラスボス」の筆頭格に挙げられていた時期すらあった程である。

勿論前述の通り、等身大での戦闘ではターボレンジャーやヤミマルを向こうに回して手の付けられないほどの猛威を振るっていたのも事実であり、一概に最弱とは言い難い面もある事に留意すべき必要はある。また一部の資料においては、復活前に比べて攻撃力は高まった一方で防御力は低下していると説明しているものもあり、復活前に耐えきった技であっさり敗れ去ったのもこうした要因があったとも考えられている。

そもそも、1980年代のスーパー戦隊シリーズにおいてラスボスが無類の強さを発揮したケースというのは実はそこまで多くはなく、ネオラゴーンが群を抜いて弱かったという訳でもない。にも拘らずこのような評価が出た要因として、壁面までも使っての大掛かりな造形であった復活前に比べて、ビジュアルの面でやや見劣りのする印象となってしまった(※)事や、物語の展開上暴魔城の破壊をクライマックスに持ってこなければならないため、ネオラゴーンの最期がその前座のような扱いに甘んじてしまった事などが挙げられている。

(※ デザイン自体は、ラゴーンの第二形態での反省を踏まえて様々な改善案が示されており、造形の面でも口部の開閉や副腕の展開など、凝ったギミックが多数盛り込まれたものとなっている)

編集者:つヴぁい
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