演:ジェシカ・ウィリアムズ/吹き替え:きそひろこ
概要
ユーラリー・"ラリー"・ヒックス教授は、1920年代後半にイルヴァーモーニー魔法魔術学校で呪文学を教えているアメリカ人の魔女である。教師にして「呪文学」を著した作家でもあり、本人も常に本を所持する程の読書好き。
1901年生まれのニューヨーク・ハーレム出身。ノーマジ、つまり、マグル界隈で祖母に育てられ、魔法の兆候が表れた事から教鞭をとっているイルヴァーモーニー校に入学・在籍していた。在籍時の所属寮はサンダーバード寮。
性格
有事の際は冷静且つ迅速に動ける聡明で、優秀な魔女。加えて、教師である事からもわかるように「人の心を見る(分析して見極める)」事に長けており、他者の心に訴えかけたり説いたりするのが非常に上手い。学校でもその人格から多くの生徒達に慕われている。素の様子はジョークも交えたユーモアに溢れる、明るくチャーミングな女性。所属寮の気質にたがわぬ、冒険心や挑戦心を持っている。
能力
「呪文学」の教師である事から多彩な呪文を使う。直接の魔法も強力だが、機転で周りの物体を操る術にも長け、相手の意表を突くような戦法も取る。強敵が相手でも後れを取ることは全くなく、闇の魔術に対する防衛術に関してはダンブルドアをして「鉄壁」と賞されるレベル。本人もそれをお世辞と言いながら自負しているほど、魔法の腕に自信を持っている。
尚、ジェシカのインタビューから彼女の杖はナイジェリア産の樹木に、アフリカン・マーメイド(人魚)の髪が芯材に使われているとのこと。
活躍
1927年(ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生)、ニコラス・フラメルは、自身の持つ魔法の本を通じてユーラリー・ヒックスと会話をした。フラメルはヒックスに促され、ニュート・スキャマンダーを助けに向かった。
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密でメインキャストとして登場。ジェイコブを説得して彼を伴い、ニュートやテセウスの仲間としてゲラート・グリンデルバルドに立ち向かう。
交友関係
・アルバス・ダンブルドア―ラリーが学生時代に彼が書いた著書を読み、手紙を送った所から交流が続いている。秘密主義なダンブルドアを疑うことなく信用している。
・ニュート・スキャマンダー―ニュートの著書「幻の動物とその生息地」を読み、ニュートの方も彼女の著した「呪文学」を絶賛している事から文通で交流していた所謂「作家仲間」。
・ティナ・ゴールドスタイン―入学時から同学年・同寮出身の友人同士。ラリーが入学して最初にできた友達の中の一人がティナだった。卒業して成人を過ぎても縁は続いている。
・クイニー・ゴールドスタイン―学年や寮は違うが、姉を通じて親しい仲。クイニーの開心術の能力を知る人物の一人。