CV:斉藤茂(ノンクレジット)
概要
爬虫類の獣人めいた容貌を持つ、ギルド星出身の天才宇宙人。大教授ビアスに弟子入りする為に地球にやって来た。
優秀な彼の出現により、オブラーは地位が危うくなり、見限られて放逐されてしまった。
人物
他のメンバーと同様に高慢で、自分の天才ぶりに自信を持っている。ただし、全体的に出番は少なく、同じ宇宙人のブッチーと行動を共にする事が多い。最初は尊敬するビアスに従っていたが、自分の採点が低いと知ると、一転して「地球人ごときが、宇宙の天才である自分に点数をつけるなどおこがましい」と反抗するようになる。
能力
キババックルというブーメランが武器。初登場時は十字架剣を用い、様々な超能力を駆使していた。また不滅の生命エネルギーを持ち、ガードノイド・ガッシュの手を借りずとも、ギルドカオスファントムエネルギーを放射して自力で頭脳獣を生み出せる。そして何度でも再生するギルードヅノーを作り上げたのだが……
正体
ライブマンに破壊されたギルードヅノーを何度も蘇らせている内に、彼の体に異変が現れ、爆発が起きる。皮膚の下から現れたのは機械のボディ。ギルドスの正体はロボットだったのだ。
『ギルド星出身の天才』も『不滅の生命力』も、全て植えつけられた偽りの記憶。彼はケンプやマゼンダの危機感を煽り立てて向上させるためにビアスが作り上げた、『宇宙から来たライバル』という名目の引き立て役に過ぎなかったのである。
その自分の真の姿に衝撃を受け、「知らなかった……私の体の中がこんなになっていたとは……何故? 何故だ…… 私は宇宙一の天才、不滅の生命力を持つギルド星人ギルドスではなかったのか……? どういうことなのか……ビアス!教えてくれーー!!」という絶望の叫びを上げながら崖から落ちたギルドスは爆発四散する。
余談
彼の最期となる第43話が放映されたのは1988年(昭和63年)12月24日で、第44話は翌年1月7日放映予定であったが、その1月7日に昭和天皇が崩御されたため、翌週1月14日に延期。結果として、この第43話がスーパー戦隊シリーズの昭和最後の放映回となり、彼が昭和最後に死亡した幹部になった。