概要
『星のカービィ2』のラスボス。
本作では「ダークマター」と表記される。
他者に憑依する事によって宿主を支配し、宿主の身体を変形させる事などができる。
最初にプププランドへと侵攻したダークマターであり、虹の島々から虹を消し去った黒幕。
最初はデデデ大王に憑依した状態で戦闘になるが、カービィが虹のしずくを全て集める事で姿を現し直接対決となる。
第一形態は剣士の姿(後の作品でつけられた正式名称は「剣士ダークマター」)をしていて、剣からのビームやレーザー、突進攻撃を繰り出してくる。
倒すと第二形態に移行、「リアルダークマター」となる。
公式の紹介を考えるに恐らく3のダークマターとも同一人物と思われる。
冷徹で淡々としたダークマターらしい性格であるが製作時の社内設定によれば常に孤独で寂しさを抱えているようであり、友達を得たがっているようである。
あつめて!カービィのミニゲーム「カービィマスター」でもラスボスで登場しているが2の時とはダークマター時のデザインが変わっている(前述のように2の時とは別のダークマターなのかもしれない)
リアルダークマター時の姿は3のものである。
星のカービィロボボプラネットでは、ハルトマンワークス社のマザーコンピュータ星の夢に入力されていたデータからクローン剣士ダークマターが生み出されメタナイトに立ちふさがる。この際は2でカービィの持った虹の剣を装備しており、またクローンを持ってしても完全な正体までは分からなかったとの事。
敗北時に見せるリアルダークマターの姿は3のものである。
みんなで!カービィハンターズZでは、ヒーローソードの装備の一つとして、登場。
2での行動からpixivではデデデ大王との絡みが多い。
漫画版
デデデでプププなものがたりでは11巻に登場。宇宙からの侵略者としてプププランドに歌いながら降り立つ。そしてデデデ大王を前にすると「貴様を倒してプププランドをいただく。1対1の勝負だ」と宣言する(この際に名前をデデ大王と間違えて突っ込まれている)。
ちなみに彼から見たデデデの印象は「いいかげんでいじわる、足がくさそう。人の上に立つ資格なし!」というものだった(チュチュには「初対面でそれだけ見ぬくとは」と感心されている)
なお、カービィには「マターちゃん」と変な呼ばれ方をしたり、話し合いの場としてちゃぶ台を用意されるなどしているが特に突っ込んではおらず、デデデとの話し合いの場に座っている。ギャグキャラではないがノリのいいキャラでもある。
戦うのを怖がったデデデは誤魔化して引き下がってもらおうと嘘八百を並べるが、不慮の事故で帽子とグーイが一体化しており、思考がグーイを通してダダ漏れになっていた。
「いや~~、かっこいい。とくにそのかみ!!」
『うっとおしんじゃ。短く切れ、ぼけ!』
「するどい眼光もまたすてき(はぁと」
『時代おくれのゴーグルでかっこつけおって!!』
「ここが気に入ったんなら、みんなで仲良く暮らしましょ~~」
『さっさと宇宙へ帰れ!!』
『』内の文字がデデデの本音である。
100倍くらい言い返されてさすがのダークマターも怒り、問答無用で勝負を挑む。しかしグーイの舌で顔面を強打され、そのまま宇宙の果てまでふっ飛ばされるという呆気ない幕切れとなった。
こう書くとダークマターが弱いように思えるが、本作のグーイはベロでトラックを引っ張ったことでギネスへ申請されるほどのパワーを秘めている。ダークマターもまさかグーイが帽子と一体化していて攻撃して来るとは思わなかったので仕方なかったと言える。
この時は「覚えてろよ!」と捨て台詞を口にしたものの、次巻にてカリスマ美容師カニィの噂を聞きつけプププランドに再訪。デデデには警戒されたが「心配するな。散髪しに来ただけだ」と暴れる様子はなかった。しかし美容師はカービィが化けた偽物だったため丸坊主にされてしまい「よくも大切な髪の毛を~!!」怒り狂うのだった。しかも美容師が偽物だと判明し、デデデに対して責任を取るように泣いて怒っていた。
本作でも珍しい悪役であるが、分別を弁えているところがあるなど暴君ではない。
その後も侵略者役として一コマ登場するなどしている。