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バジュラの編集履歴

2022-06-18 20:26:53 バージョン

バジュラ

ばじゅら

バジュラとは、マクロスFに登場する地球外生命体。

もしかして⇒ヴァジュラ

いやひょっとすると⇒超竜バジュラ


マクロスFに登場する地球外生命体。

それまでの敵であるゼントラーディプロトデビルンのような人型ではなく、兵器にも生物にも見えるような独特の姿をしている。

昆虫のように幼生と成体があり、成体の中にも様々なタイプが存在する。


生体

フロンティア船団が死体を調査した結果、「常に一定の群れで行動する」「エネルギー転換装甲を展開できる」「体内でミサイルのような武器を形成できる」「脳に当たる部分があまりにも小さい」ということが発覚しており、4つ目の部分から「何者かが作った生体兵器ではないか」という疑惑が浮上し、フロンティア船団近くを航行するギャラクシー船団に疑惑の目が向けられたが、そのギャラクシーもまたバジュラの襲撃にあって壊滅してしまった。


その生態は、地球の生物でいうところののような階層制度を持つ社会性生物に似ており、女王蟻や女王蜂に当たるバジュラクイーンをトップとし、働き蟻や働き蜂に当たるバルキリーと同程度のサイズを持つ大型種、それらを格納する戦艦、母艦級が確認されている。


何よりも特筆すべき点は、フォールド断層の影響を一切受け付けないという点である。

フォールドの技術は人類側も初代マクロスから得られた知識をもとに保有しているが、そのフォールド航法には「フォールド断層」と呼ばれる障害が存在し、距離や時間に大きな制約を課せられている。

一方、バジュラはこのフォールド断層の影響を一切受け付けず、目標の位置さえ分かっていれば好きなタイミングでフォールドし、襲撃が可能という攻撃的生物の特徴としてはあまりにも危険な生体を持つ。


また脳が小さいといっても自我がないわけではなく、バジュラ特有のネットワークを構成することで「全体として」の自我を保有する。要するにバジュラは「個体」という概念を持たない全体主義の生命体なのである。

バジュラは腸の中に「フォールド細菌」と呼ばれる細菌を多数保有しており、これでネットワークを形成しバジュラ同士のコミュニケーションを可能とし、個体間の情報を並列化して共有することで一体一体がまるでシナプスのように働いている。

またその情報を元に自らをより進化(最適化)する事も可能で、人類と交戦したバジュラはその情報をネットワークを介して共有し中盤では反応弾すら無効化するという脅威的な能力を示している。

その能力の秘密は自然界には存在しない、というよりも三次元世界では形勢が不可能なフォールド鉱物と呼ばれる鉱物にある。

バジュラはこれを体内で生成しており、人類には困難なフォールド技術をわがものとしている。


ちなみにバジュラは何億年かに一度、遠い銀河の仲間と交流するという習性があり、その際に使われる「歌」が作中の「アイモ」の元となっており、「アイモ、アイモ」はバジュラの言葉で「あなた、あなた」を意味する。

V型感染症

フォールド細菌に感染した人間が発症する病気。

人体にフォールド細菌が入り込んだ場合、細菌は脳に根付いて毒素を分泌しその人間を死に至らしめてしまう。これは細菌が人体と共存ができず、細菌そのものが人体を異物と認識した結果行われた攻撃である。一応受容体ブロッカー薬「639 WITCH CRAFT」によって抑止する事が出来るが、この薬には発熱・嘔吐等の副作用がある


例外は、感染症に感染した母親の胎内から産み落とされ、感染症への免疫を身に着けたランカ・リーである。

細菌が腸の中で定着し、免疫もあったランカは人でありながらバジュラのネットワークに干渉できるというバジュラクイーンと同等の能力を持ち合わせていた。

バジュラからしてみればランカは「同族」であり、ギャラクシー船団やフロンティア船団とランカのいる場所に次々と出現したのは、同族であるランカが人間に捕まえられていると誤解し、助けに来たのである。

別の例外として、一旦は脳内に定着し宿主を死に近づけたウィルスが、「異物だという判断による攻撃」を止めて腸へと移動するケースもある。V型感染症の各種症状はその時点で止まり、その後はランカが母子感染によって最初から腸内に定着していたのと同じように、各種症状無しにフォールド通信能力を持つ。作中ではシェリル・ノームがこの例に該当し、ランカのフォールド波による呼びかけによってウィルスが攻撃を止めた。


結末

終盤、グレイス・オコナーがランカを通してバジュラのネットワークに使われているプロトコルを解析し、バジュラクイーンの掌握に成功。

銀河中を覆いつくし、一切のタイムラグのない完璧なフォールド通信を実現させた。

グレイスが実現さえたネットワークは完全な並列思考というわけではなく、結節点となるターミナルが存在する。このターミナルには他の個体に対し優位性が発生する。

この機能を更に集約することにより、ただ一点だけが完全な上位存在となることが出来、グレイスはこれを自身が直接支配したバジュラクイーンに設置。全宇宙のバジュラを扱うことができるようになり、宇宙の支配をもくろんだ。


しかしランカとシェリルの二人の「個体」の「歌」によってバジュラたちは「個体」という概念を知ってしまい、グレイスに離反。

最終的にはバジュラとフロンティア船団の猛攻にあい、グレイスとバジュラクイーンはアルトによって打ち取られることとなった。


戦後、バジュラは人間を敵ではないと認識し、交配のためにどこか別の世界へと旅立っていった。



関連タグ

マクロス マクロスF あい君 集合精神


ヴァールシンドローム:バジュラが別次元の宇宙に旅立ったことで一部取り残されたフォールド細菌が人体にフォールドすることで発生する奇病。フォールド細菌が人体の共存を選んだことと、多数の感染者が現れることによるフォールドネットワークの影響もあり、V型感染症とは異なる症状を見せている。

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