プロフィール
名前 | バルバトス・バチコ |
---|---|
性別 | 女性 |
一人称 | あッチ |
呼び名 | バチコ、バチコちゃん(サリバン)、姉ちゃん(ロビン)、師匠(入間) |
職業 | 悪魔学校(バビルス)特別講師 |
位階 | 不明 |
家族 | 大頭領、頭領、ロビン(従弟) |
家系魔術 | 百射百中 |
由来は、ソロモン72柱の悪魔バルバトス。
概要
悪魔学校(バビルス)に招かれた特別講師の一人。
弓に長けたバルバトス家本家出身で、分家出身のバルス・ロビンは従弟にあたる。
バルバトス家の長である大頭領は、魔谷大戦三大英雄の一人である。
注意:本誌のネタバレを含んでいる場合があります。単行本派の方はご注意下さい。
人物像
見た目はピンクのツインテールとゴスロリ風のファッション(修行の時はジャージ)が特徴の可愛らしい少女。
だが、見た目とは裏腹に非常に我が儘かつ気まぐれの強烈な性格。
可愛いものが大好きで、常にココアシガレットのようなものを口に咥えている極度の甘党。傍若無人な面が強いが、13冠の一人のサリバンのことは尊敬しており、会うと赤面し目も合わせられないほど慌てふためく乙女っぽい一面もある。だが、同じ13冠のパイモンとは非常に犬猿の仲で、会うと胸ぐら掴み合うほど仲が悪い。
バルバトス家を通して3人(バチコ、頭領、大頭領)しかいない百発百中の弓の名手で「絶望の羽喰(アンデッド・アーチャー)」の異名を持っており、サリバン曰く13冠に劣らない実力らしい。ちなみに、大頭領は13冠に匹敵するが、戦以外に外に出ることはないとのこと。
ゆえに彼女のもとに弟子入りを希望する悪魔が大勢いたが、集中と忍耐を要する弓は熱中しやすく飽きやすい悪魔にとってはもっとも相性が悪い武器であったため、バチコは弟子達を根気強く指導するものの誰も最後まで付いてこれず全員離れてしまった。
その経験から弟子を持つことに諦観していたが、鈴木入間と出会い、開花させた彼を一番弟子と称している。
作中の行動
収穫祭の際に特別講師の一人(ロビンの助っ人)としてサリバン直々に入間の特訓を頼まれ承諾する。だが、上記の経験からあまり乗り気ではなく、彼とリードを修行させず自分の舎弟の様な扱いをしていた。リードは早々に音を上げてロビンに弟子入りしたが、入間はそのまま留まったことにより「超絶なアホ」として少し興味を示す。
その後も目的を忘れて舎弟のように扱うが、様子を見に来たサリバンと再会した際に本来の目的を思い出し、すぐに入間に自分だけの弓を作らせる。
だが、今までの弟子達のように諦めて自身の元を離れていくと期待していなかった。しかし、誰よりも我慢強い人間である入間が自身の予想を上回る弓を作り出したことで彼を認め、本格的に修行をつける。最後まで諦めることなく直向きに努力を続ける入間に心を開いていき、自身の大切な一番弟子として扱う様になる。
そして、収穫祭で見事優勝し「若王」の称号を得て「ダレス(4)」へ昇級した入間を褒め称えて労った。
その後、サリバンに招かれた時に引き続き入間の指導を任されることと同時に入間が人間であることを知らされる。驚きはしたものの、入間が人間であったことで納得したものがあり、それでも大切な弟子であることに変わりないと受け入れる。だが、入間と再会した時にうっかりいつも(舎弟)のように扱ったのを見せてしまったことで、サリバン達に怒られそうになる。
魔界三傑の推薦で『13冠の集い(サーティーン・ディナー)』に参加し、新13冠候補として紹介される。案の定、パイモンと罵り合いを始めるが、アスモデウス・アムリリスに仲裁される。
その後、大頭領のもとへ報告に行ったが、大頭領から「アクドル大武闘会(だいうんどうかい)」に参加していたイルミ(入間)を見せられて、イルミの見事な弓の腕前を見た大頭領はロビンあたりに嫁がせようと画策していた。瞬時にイルミの正体に気付いたバチコは自分にすべて一任させてもらうことで阻止し、すぐに入間の元へ行って𠮟りつけて女装している時は弓の使用を禁止させた。それと同時に弟子へのプレゼントとして羽の耳飾りを渡した。
能力
家系能力は「百射百中(ひゃくしゃひゃくちゅう)」。
一度に百本の矢を発射可能だが、命中率は射手の技量で決まる。
ロビンの「一射必中」の進化系。
また、家系能力で「魔力の弓」を作れるが、他の悪魔は弓の「核」となる素材(植物、羽など)を手にしながら弓の形をイメージして「進化(クワルツ・クワルツ)」と唱えることで弓を作ることが出来る。
ちなみに、矢を放つ時は「ばちこん」と叫んでおり、入間も同じく叫んでいる。