概要
2009年に創設された、比較的新しい3歳限定のダート重賞(GⅢ)。
ダート戦線で戦う3歳馬の活躍機会の拡大を狙って新設されたもので、毎年8月に新潟競馬場1800mで争われる。新潟競馬場の重賞では唯一のダート重賞である。
6月のプロキオンステークス、7月のジャパンダートダービーからのローテーション組のほか、条件戦を勝ち進みこのレースが重賞初挑戦という馬の割合も高い。
勝ち馬からはトランセンド、ミラクルレジェンド、ホッコータルマエがGⅠ・JpnⅠ馬に成長。また2着馬からもスーニやケイティブレイブが出ている。
少々変わった経歴では、2014年に前年の朝日杯馬・最優秀2歳牡馬アジアエクスプレスが勝利した例がある。
年表
2009年(第1回):創設。8月開催、新潟競馬場ダート1800m。国際重賞格付けがまだないため、「新設重賞」の表記だった。
2010年(第2回):「重賞」表記で開催。
2011年(第3回):国際重賞格付け基準をクリアし、GⅢに制定。
2019年(第11回):直前に亡くなったディープインパクトの追悼競走として施行。ハヤヤッコが白毛馬として初のJRA重賞制覇を果たす。
2020年(第12回):新型コロナウイルス感染症流行の影響で無観客開催。
2021年(第13回):メイショウムラクモで制覇した柴田善臣騎手がJRA最年長重賞制覇記録を更新(55歳と10日)。
勝ち馬の例
2009年(第1回)トランセンド
2010年(第2回)ミラクルレジェンド
2012年(第4回)ホッコータルマエ
2014年(第6回)アジアエクスプレス
2019年(第11回)ハヤヤッコ
関連項目
ユニコーンステークス:同じく3歳限定ダートGⅢ(東京1600m)。
エルムステークス:近い時期に開催されるダートGⅢ(札幌1700m)。出走条件は3歳以上だが、レパードステークスの新設により、近年では3歳馬の出走自体がほとんどない。