ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

エンテロドン科の編集履歴

2022-07-24 13:18:44 バージョン

エンテロドン科

えんてろどんか

エンテロドン科とは、絶滅した哺乳類の分類の一種。

概要

絶滅した偶蹄目のグループで、北半球に広く分布した。かつてはイノシシ科ペッカリーに近縁と考えられ、「地獄から来たブタの異名で呼ばれていたが、近年の系統解析ではあまり近縁ではなく、むしろカバ科クジラ目に近縁だったとされている。

小型の種でもイノシシ程の大きさがあり、最大種である北米産のダエオドンサイ程もあった。


最古のエンテロドン科は約3720万年前の始新世に出現し、漸新世になると北半球に広く分布するようになった。南半球からは化石は産出していないが、恐らくこの時代は南北が海で隔てられており進出できなかったからと推測されている。


巨大な胴体と細長い四肢を持つが、最大の特徴は顎の前方および中間部から下方に伸びる骨の突起と板状の突起となって突き出た頬骨を備えた巨大な頭骨である。これらの特徴から、生前は強力な咬筋が付着していたという可能性がある。

歯列は殆どの種類で基本数(44本)を保っている。切歯や犬歯は比較的大きくて頑丈で、雑食性を思わせる物である。上顎の臼歯は典型的な5咬頭のブノドントで、エナメル質が厚い。は小さいが嗅球が大きく、嗅覚を働かせて地下茎や死肉等を探すことに長けていたことを思わせる。


主なエンテロドン科


関連タグ

哺乳類 偶蹄目 古生物

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました