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AITの編集履歴

2022-08-18 13:07:13 バージョン

AIT

えいと

AITは、特撮テレビドラマ『鉄甲機ミカヅキ』に登場する対イドム防衛チーム。

概要

特撮テレビドラマ『鉄甲機ミカヅキ』に登場する防衛チーム。人間の想念が怪獣の形に具体化された思念獣「イドム」の迎撃と殲滅を任務とする。

組織名はAnnihilate Idea-monster Tacklersの略で、日本語に訳すると「イドム絶滅に取り組む者」といった意味合いになる。読みは「エイト」。


日本政府の下にある組織で、4つの省庁から投じられる特別予算によって運営されている。幕張沖の東京湾上に本部基地を構え、日下有希子統括官の下に約2,000名の機関員を抱えている。

前身となったのは、21世紀初頭に設立され、古代アジアに栄えた王国「ガイラの国」の遺跡を調査していた古代研究機関Z-ONE(Zellion-Object Notional Examination:ゾーン)。

イドム発生の原因となるガイラの国の遺物「ウテルス」が引き起こした事故によって主要メンバーを失ったZ-ONEが解体された後、唯一の生存者となった日下の尽力によって非公式に設立された。その後、東京へのスイカイドム出現を受け、改めて政府から稼働が正式承認されることになる。

なお、正式承認前は本部の所在地から「マクハリ」(MAKUHARI)という通称で呼ばれていた。


イドムの構成物質である「トラオム」の中和剤として機能する「ソムニウム」を利用した武器を各種開発・配備するなど、5年に渡って対イドム戦への準備を進めてきたが、あけぼの重工に開発を発注していたイドム迎撃用の巨大ロボット「月光機」シリーズも仮採用段階に止まっているなど、その戦力は未だ万全であるとは言い難い。

そのため、かつてガイラの国で造られた巨人像「ミカヅキ」「シンゲツ」と、それを操る力を持った少年少女の手も借りている。


なお、階級は自衛隊のものを踏襲しているようで、「抑佐」「抑曹」といった呼称が用いられる。統括官である日下は1等抑佐であり、将官は存在していない模様。


メンバー

※作中に主に登場するのは、統括司令本部直属の機動班のメンバー。


  • 日下有希子……統括官(統括司令本部総司令・1等抑佐)
  • 土井原邦生……作戦室室長(機動班にも所属・3等抑佐)
  • 木場勇……機動班隊長(抑曹長)
  • 金城正人……機動班隊員(2等抑曹)
  • 和泉沙織……通信課課長(准抑尉)
  • 石動風雄……機動班隊員(ミカヅキ操縦を担う特殊要員)
  • 二宮ユキ……機動班準隊員(シンゲツ操縦を担う特殊要員)
  • 金子……作戦室オペレーター
  • 藤本……作戦室オペレーター
  • OP・YOU……システムオペレーター
  • OP・HIRO……システムオペレーター
  • OP・MAI……システムオペレーター

装備

タクティカル・スーツ

AIT隊員がイドムと直接戦う際に着用する、FMLT(Form Memorable Liquid Texture)という特殊な液体繊維で作られた特殊戦闘防護服。小型のサブイドムなどとの近接戦闘時に活用されるほか、後述するコンバットジャイロのフライトスーツとしても用いられる。

普段は液体の状態でAITジャケット(制服)の背中に付けられたディスペンサー・ユニットに納められており、肩のフォーム・チェンジャーの操作によって噴霧され、外気と反応して即座に防護服の形へと硬化する。

着用者は完全密閉下に置かれ、呼吸はFMLTを介した皮膚呼吸によって行われる。顔も覆われるが、バイザー上に顔の映像を表示することは可能。また、使用可能なエネルギーに限界はあるものの、イドムのビームを弾くシールドを展開することもできる。

隊員それぞれによってカラーリングや各部のデザインが異なり、土井原は黄、木場は赤、金城は青、和泉は紫、一般隊員は紺となっている。


ビームライフル

ソムニウムを利用したビームを発射するライフル。サブイドム程度であれば一撃で倒せる威力を持つ。タクティカル・スーツ着用時に同時に生成されるが、こちらもFMLT製かどうかは不明。


ビームピストル

ビームライフルと同種の武装だがより小型で、取り回しの良さから接近戦に適している。


AITソード

格闘戦用の片刃剣で、こちらもタクティカル・スーツとともに生成される。刀身にはソムニウム・コーティングが施されている。


レーザー・ガバメント

コルト・ガバメントに酷似した形状のレーザー拳銃。威力はイドムを制止させられる程度だが、タクティカル・スーツとは独立して使用できる。


コンバット・ジャイロ

「AITジャイロ」とも呼ばれるAITの主力戦闘機で、相当数が量産されている。

ホバリングや垂直離着陸が可能な性能を生かし、編隊でイドムの周囲を取り囲んで攻撃する高機動戦法を得意とする。武装は胴体両脇に備えられたビーム砲2門。また、コックピットは装甲で覆われており、外界の情報はモニターに投影される。

搭乗者ごとに機体塗装が異なり、土井原、木場、金城の専用機には各院のタクティカル・スーツと同じ色が、一般機には緑が用いられている。


A109E

統括官の移動などに用いられるヘリコプター。実在する機体。


ライノスネイル

機動班が地上での任務に用いる、ハンヴィーにも似た外観を持つ装輪装甲車。制式名は「98式高機動多目的装甲車」。

特殊合金製の装甲を持つが、そのせいで最大速度は90km/hに止まっている。戦闘に投じられた描写はなく、武装の有無は不明。また、後方にトレーラーを連結することも可能となっている。


三菱・ジープ

マクハリ時代にライノスネイルの代わりに用いられていた4WD。73式小型トラック(旧型)の民間向け仕様であるJ24が採用されている。


ウルティマ砲

AIT本部基地に備えられた固定砲で、普段は基地内に格納されている。

ソムニウム加速ドラムを用いてソムニウムのビームを放つ兵器で、原理的にはビームライフルなどと同様のものだが、ミカヅキを構成するソムニウムと同等の成分を再現することが可能とされる。ただし、一度射撃すると次弾発射に必要なエネルギー充填のため、相当のインターバルを挟む必要がある。

AITの最強兵器と期待されていたが、実際に出現したイドムに対してはバリアに阻まれて十分な効果を発揮することはできなかった。


演習ロボ

AITのテストエリアに配備されている、丸っこい外観の演習用ロボット。乗員は最大3名。頭部に相当する部位に無数の火砲と1対のマニピュレーターを備えるほか、電磁バリアを展開する機能も持つ。脚部はなく、浮遊して移動する。

試験時の仮想敵として使われるのがメインだが、その武装を生かして実戦に投入することも可能。


スパルタクスTC

身長60m
重量30,000t

海外の大手軍需企業シグマドロイド社が開発した「鉄人機」の異名を持つ対イドム用巨大ロボット。有人機だった月光機とは異なり、外部からリモートコントロールされる。

手足のついた潜水艦のような姿をしており、水中では潜水艦形態で活動する能力を持つ他、水中用の推進器や潜舵などを備えた後部のユニットを切り離し、より人型に近い形態を取ることも可能。武装は胸部両脇に備えたバルカン砲2門、右腕部の鎖鉄球に加え、大型ミサイル「アトミックグレネード」をカバーに覆われた状態で胴体全面にマウントしている。

試験時に好成績を収めAITに正式採用されるが、蘇ったガイラの王トルパが送り込んだ「機怪」が制御中枢に寄生したことにより、慣熟訓練中に暴走。ミカヅキおよびシンゲツと対決することになる。


ターミア

AIT本部基地の作戦室に配備されている、高度なAIを搭載したロボット。もっぱらお茶汲みなどを担うマスコット的扱いを受けている。チェスをすることも可能。


関連タグ

鉄甲機ミカヅキ 防衛チーム

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