概要
『ONE PIECE』の世界に存在する、カタツムリのような姿をした生物。
固有の電波(念波)で遠い場所を隔てた仲間とも問題なく交信する能力を持っており、以下のように多数の亜種が存在する。
個体を識別するための番号があるようで、それに目をつけた人間が受話器やボタンを取り付けたことで、特定の電伝虫と交信し、電話のように使用することが可能になった。
電伝虫達もそれを理解しているようで、危害を加えられることもなく、むしろ安全と生活が保障されるので、野生の電伝虫も人に捕まることを嫌がらない。
かと言って飼い殺しをよしとする程堕落してもいないようで、トンタッタにパーツを除去され野生にかえるシーンもある。
その為、劇中でサンジに受話器を破壊されたシーンがあるが特に問題はないらしく、本体さえ無事なら改造された殻が元通りに生え変わるのか大丈夫のようだ。
握り拳ほどと大きいので携帯には不便だが、世界中との通信が可能。
部品を接続すればファックスとしても使える他、公衆電話のようにボックスの中に置かれたそのものズバリな「公衆電伝虫」なんてものもある。
人間が受話器に喋ると、受信側の電伝虫が喋っている人間の感情や表情を真似しながら声を伝える。使用していない時はエネルギー節約のためか眠っているようで、着信時は「プルプルプルプルプル」と鳴く。
また極寒など過酷な環境には弱いため使用できない。
また、擬態能力を持っており電伝虫の個体によって、外見が所持者に似た特徴を真似たりする。
例:ドフラミンゴの電伝虫は、同じ形のサングラスとピンクの羽のようなファーを付けている。
緊急信号を受信すると号泣するが、海賊の間では海軍が使う罠の可能性もあるため、信憑性は50%以下とされている。
なお船上や海辺で使用されているシーンもあるが、現実のカタツムリのように塩等を浴びて干乾びるかどうかは不明。
生物であるため当然感情もあり、映像配信を拒否した個体がバギーの言葉に感涙し映像配信をしたり、劇場版にてウタが「エンドレスライブを行う」と言った際にはギョッとするなど人間並の表情の豊かさを持つ。また洗脳状態になってしまうと他の個体に無差別に念波を発信するようになる。
種類
子電伝虫
手乗りサイズで携帯に便利だが、電波が弱く、通信範囲は狭い。
それでも数十㎞四方は届くため、島国内等では十分需要はある。カメラの様に撮影して記録保存するタイプもある。
黒電伝虫
盗聴用の非常に小さい種。一般の電伝虫とは別種で、成長しても大きくならない。他の電伝虫の電波を傍受できる。
ゴールデン電伝虫
バスターコール発動専用の貴重種。体中が金色。
シルバー電伝虫
ゴールデン電伝虫からの受信用。白髭を生やしている。
監視電伝虫
動きまわり監視ができる電伝虫。見ている内容は受信用の電伝虫に送信される。
映像電伝虫
映像と音声を送信・受信できる電伝虫。大小2つのサイズの電伝虫が存在し、小さいほうがビデオカメラの役割を果たし、大きいほうが映像をスクリーンに映し出す。
自走式映像転送電伝虫
劇場版第10作に登場。大きい方の映像電伝虫とほぼ同じサイズで、自ら動きまわり映像を送信する。
白電伝虫
希少種。盗聴妨害の念波を飛ばすことができる。他の電伝虫と接続して使用する。
ツノ電伝虫
念波妨害のできる電伝虫。通信不能にする。
スマートタニシ(スマシ)
ワノ国の固有種と思われるタニシっぽい電伝虫。筒状の貝殻が印象的な携帯用。元ネタはスマホ。
親方タニシがいないと、通信できない弱点がある。
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