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田豊将軍の編集履歴

2022-09-11 00:18:09 バージョン

田豊将軍

でんぽうしょうぐん

田豊将軍とは、特撮テレビドラマ『五星戦隊ダイレンジャー』の登場人物の一人。

「何じゃ?その顔は。馬鹿にされた事が不服か? 馬鹿を馬鹿と申して何が悪い!?」


演:上田忠好


概要

ゴーマ族の幹部にして、組織としての行政機関「元老院」の重鎮の一人。

烏帽子や束帯といった和装と、ミリタリールックを織り交ぜたような出で立ちが特徴な老人である。

地球侵略作戦の実行役でありながら、一向に成果を上げられずにいるシャダムたち三幹部の不甲斐なさを快く思っておらず、時には記事冒頭に示した台詞のように彼らを侮蔑・罵倒するかのような言動に及んだ事もある。

また、シャダムが手放した阿古丸を養子として引き取り、その後見人を務めてもおり、元老院の決定という名目で阿古丸を前線に派遣し、シャダムたちにその指揮下に入るよう促した。


しかし、キバレンジャーをゴーマに引きずり込む事に拘泥する阿古丸の方針にシャダムたちがすんなり従うはずもなく、あくまでも作戦指揮はゴーマ十五世から直接任されたとして反抗的な姿勢を見せたため、田豊とシャダムたちとの間であわや刃傷沙汰になりかけるという事態にまで発展。

結果として、ゴーマ十五世が直々に裁定を下す事となり、既に事の推移を見届けていた(※)十五世は田豊(と、阿古丸)に指揮を任せるという「神勅」を与えて決着が付いた・・・かに思われたところ、シャダムはとっておきの切り札として、ゴーマ族の遺跡より発掘したという予言の玉を示し、まもなく起こるとされる6体目の気伝獣の誕生阻止を大義名分として、指揮権の保持を訴えた。

これが決め手となって一転、作戦の指揮権は再度シャダムたちに移る結果となり、政争に敗れる格好となった田豊もしばし前線から退く事を余儀なくされた。


田豊が再び物語上に現れたのは、それからさらに時が下って最終盤での事となる。

この時の田豊は元老院の一員として、シャダムと参謀長嘉挧との間で執り行われる皇位継承を賭けての決闘の開始を宣言、試合の開始に先駆けてゴーマ十五世の前に参上するが、そこでシャダムが十五世に対し何らかの細工を施していた姿と、十五世の身体に表れたある異変とを見咎めてしまったため、シャダムによって口封じのためにで斬殺されたのみならず、反逆者の汚名までも着せられてしまった。

この時、シャダムに斬られて室外に倒れ出た田豊の姿を嘉挧が目撃しており、今わの際に十五世について何かを言い残そうとした事が、嘉挧にも十五世に対しての疑念を抱かせる事となる。


備考

衣装のデザインは篠原保が担当。衣装の部分は有り合わせの物で対応するという前提から、ここでは胸周りのプロテクターなどの造形物を新規でデザインしており、こういったオーダーが面白い時は面白いし、しんどい時はしんどいと後に述懐している。


名前の由来となったのは、後漢末期の政治家・軍師で『三国志』にも登場する田豊。権謀術策に優れながらも、その剛毅で歯に衣着せぬ物言い故に主君である袁紹からはその献策を度々退けられた末、官渡の戦いでの大敗を受けて猜疑心に駆られた袁紹の命で誅殺されるという末路を辿っており、微妙にではあるが田豊将軍の作中でのそれとも符合するものがあるとも言える。


関連タグ

五星戦隊ダイレンジャー

ゴーマ族 阿古丸 シャダム中佐


ノコギリ大僧正(大僧正リジュ) - 田豊と同様に「元老院」の重鎮であるが、登場時期の違いもあってか作中で描かれている範囲では面識はない

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