CV:久野美咲
概要
通称「白夢のルピナス」。夢の国「アルフ」の妖精ではあるが、アスク王国の国境にある「霧の森」に住んでおり、ピアニーとは友人。
眠っていないときに見る夢「白昼夢」を人に見せる力を持つ。いつも眠そうにしており、「ですぅ」等の間延びした口調で話す。
アルフの王フロージが、「スヴァルトアルフ」の女王フレイヤにさらわれたことで、夢の出来事が現実になる「夢現」の現象が起こっており、悪夢がアスク領にまであふれ出てきたため、ピアニーがその行方を捜していた。
その後ピアニーと合流し、その力でスヴァルトアルフへの入り口を開き、一行はスヴァルトアルフへ乗り込む。
手がないようにも見えるが、4部後半のムービーで、しっかりと手が写っている。
ユニット性能
白夢の ルピナス(神階英雄)
「むにゃむにゃ…むにゃむにゃ…
ルピナスですぅ…
もうちょっと…ねていたいですぅ…」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/飛行 |
武器 | 微睡の花の剣(専用) |
補助 | しろいゆめ(専用) |
A | 守備魔防の城塞3 |
B | 守備の混乱3 |
C | 守備魔防の大開放3 |
2020年6月から登場。理の神階英雄で通常のガチャで先行登場(後に神階英雄及び伝承英雄ガチャのみで登場する)。他の妖精とは違い、魔法でなく剣を武器にしているのが特徴。
専用武器「微睡の花の剣」は魔防3と自分を中心とした縦3列以内の敵が【不利な状態異常】を受けている場合、その敵との戦闘中、攻撃守備魔防-3の効果を持つ。自らも「守備の混乱」を所持しているので、効果はやや発動しやすくなっている。
専用補助スキル「しろいゆめ」は対象を再行動させ、対象と周囲2マスの味方の攻撃+5する効果に加え、対象の周囲4マス以内にいる最も近い敵と周囲2マス以内の敵の攻撃-5する強烈なバフデバフを撒き散らす。
また「守備魔防の大開放」で、守備と魔防の合計が一番高い味方の守備魔防を+5にして「守備魔防の要塞」で自身も強化出来るので、自軍の防御面の強化に役立つ。
機動力の強化やバフメインとした役割のピアニーとは対照的にバフ・デバフとしての役割に加え、高い防御力を活かした壁役にもなれる器用な踊り系ユニット。ただし、妖精ゆえにHPが低く、小さい体で剣を扱うためか速さも低いのが欠点。飛行ユニットでもあるので弓にも注意。攻撃的なユニットではないため、レベル上げやSP稼ぎも苦労する。
そんなルピナスだったが、2022年9月に追加された魔器リーヴが持つ武器スキル「魔器エリューズニル」の継承先として注目されている。鈍足なため武器の絶対追撃効果を生かせる上に踊り子としても活躍できる。しかし、魔器には「継承させると専用スキルと併用できない」という仕様があるため魔器を使う場合は自前の専用スキル「しろいゆめ」を外すことになる。
温かな白夢 ルピナス
「ふあぁ…ルピナスと言いますぅ。
冬祭りの贈り物をお届けに…
はふぅ…その前にひとねむり…」
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 暗器/飛行 |
武器 | 白き夢のかけら(専用) |
補助 | しろいゆめ(専用) |
A | 金剛明鏡の構え3 |
B | 速さの魅了3 |
C | 先導の伝令・地3 |
2021年12月の超英雄で1年ぶりかつルピナス初の超英雄。今回は剣ではなく暗器を持ってきた。
神界版とステータスを比べると低めだった攻撃が上がり、得意の守備と魔防も上がるが城壁の補正がなく実質下がってしまった。
専用武器は神界版の「微睡の花の剣」から縦3列と横3列へと範囲が広がり、守備と魔防のデバフが消えた代わりに攻撃は-5に上がった。
Aスキルも受けに徹したことで神界版と違ってかなり壁役向けへ特化された構成に変化した。コンセプトが変わったことでバフデバフは少々劣ってしまうが飛行の味方以外の機動力強化とややピアニーに近くなった。
HPの低さと飛行特効は据え置きで追撃されやすい事に注意。
関連イラスト
余談
他の妖精達に比べると控えめな胸、一枚絵の横乳が胸筋に見えなくもない事から登場直後は男の娘説が流れた。
妖精でありながらみせる夢が「白昼夢」であるからか、他の妖精と違って普段は夢の世界で暮らしていないという珍しい妖精。普段はアスク王国の霧の深い森の奥地に住んでいる。
ルピナスはマメ化の植物で古くより薬草としてしられ、現在でも大豆アレルギーを持つ人用に大豆の代替え食品として食されている。しかし食用に使われるものは処理をされているので安全だが、本来種子にはアルカロイド系の毒素を持つため、自生しているものを食べてしまうと中毒を起こしてしまう。特に幼児やペットでは最悪、死亡するほどに危険なので、食べられるからと思って食べない様に。
花言葉には『想像力』『いつも幸せ』『あなたは私の安らぎ』『貪欲』がある。
ルピナスの過去(ネタバレ注意)
ピアニー、スカビオサ、プルメリアと同じく、フレイヤの手によって転生した元人間である。
しかし、他の3人と違い彼女は人間の時の辛い過去や記憶はほぼ無い。それもそのはず、他の3人は辛い境遇におかれた不幸な少女であるのに対して彼女の転生前は産まれて間もない衰弱死寸前の赤子だからである。
ルピナスの母は望まぬ子を孕んでしまったが、彼女は産まれてしまった。
そんな子に愛情など微塵もない母は産まれて間もない我が子をゴミクズ同然に捨てていった。
彼女がいつも眠いのはまだ産まれて間もない赤子だから、
いつもお腹を空かせているのは産まれてから一度も食事を口にして無いから、
誰かのそばにくっついていたがるのはまだ一度も感じた事がない人の温もりを赤子が求めているからである。
その事を踏まえて彼女をLV40まで育てたときにきけるセリフやタッチで聞けるボイスを聞いてみるとなんともやるせない気持ちになるだろう…
初登場時のルピナスの雰囲気と、演者の久野美咲女史の声や演技、そして4章前半〜中盤の彼女のノリと合わせて癒し系の雰囲気を出しておきながら、後半で知らされる事になるあまりに凄惨な出世と設定は黒い任天堂を思わせるとよく話題に登る。
運良く彼女を入手できたプレイヤーは精一杯愛情を注いであげよう。