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プリウスミサイルの編集履歴

2022-09-20 02:46:49 バージョン

プリウスミサイル

ぷりうすみさいる

トヨタ・プリウスが事故を起こすことを揶揄した表現。

概要

トヨタハイブリッドカープリウスによる事故の揶揄表現。


2010年代より、プリウスのドライバーが起こした交通事故が立て続けに報道された。

それらは「人混みに突っ込んで複数の死傷者を出した」「コンビニに突っ込んだ」などの派手なものであったため、プリウスを危険視する風潮が蔓延。

同時期に発展したSNS動画サイトでもプリウスの非常識な運転や駐車が頻繁に報告され、その暴走ぶりをミサイルに例えて、「プリウスミサイル」という俗語が誕生した。


プリウスミサイルの原因

原因として指摘されるのが、一般的なATの自動車と異なる、2代目以降のプリウス独自のシフトパターンにある。

簡単にまとめると、一般的なAT車のドライブ(D)やリバース(R)の位置がMT車と逆の位置にあるため、MT車に慣れて育った高齢者が間違えやすい、というもので、トヨタのハイブリッドカーでおおむねこのようなパターンが採用されている。


しかし、実際には同様に変則的なシフトパターンの車は多数存在しており、それらがミサイルと呼ばれるほど頻繁に事故を(少なくとも報道される限りでは)起こしていないことを考えると、的外れと言える。

そもそも、高齢者の事故で多い原因は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」であり、「シフトレバー操作を間違えた」と申告した例は確認されていない。

プリウスをはじめとするハイブリッド車は、低速走行時のエンジン音がしない。そのため、走行音で直感的に踏み間違えたことに気づくことなく、ブレーキを踏んでいるのに停止しないことに脳がパニックになって、さらにアクセルを踏み続けてしまうという事態が、通常のガソリン車より起こりやすい。

同様の特性を持つアクアリーフのダイナミック入店があまり見られないのは、登録台数がプリウスに比べて少ないため、事故件数も少ないためと思われる。


この他には衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)が搭載されていない=乗用車での義務化が遅れているこ事や(プリウス自体はハッチバックだが)セダンタイプの車を好むのが高齢者層である事に加えて、3代目登場時に実施されていた『エコカー減税』『エコカー補助金』の対象車であった事により、数が多くなった事などが理由として挙げられる。


極論を言えば、この手の事故を防ぐ一番有効な方法は踏み間違えがしにくく、クラッチを繋がない限りは加速しないMT車に乗ることである(ただ日本でのMT車自体はスポーツカーが中心である)。


本当にプリウスは危険なのか?

プリウスがことさら危険というイメージもSNSでは揶揄と共に広まっているが、単純な車種ごとの事故車率で言えば、突出してプリウスが高いわけでもない


単純に年販1位を連発するほど売れている車種であるため、市中に出回っている台数が多く、ただでさえ操作ミスを起こしやすくなっている高齢ユーザーの絶対数も増えているというのもある。

また、2019年4月に池袋で起きた高齢ドライバーによる暴走事故がニュース的に大きく取り上げられ、世間の注目を集めたためインパクトが強かったというのもある。

また車オタクの間ではハイブリッド・燃費競争で車をつまらなくした主犯格というイメージがあり、もともとバッシングされやすかった。


足腰の弱い高齢者は運転姿勢がガニ股になりやすく、それがアクセルとブレーキの足の移動を妨げていると言われている。つまり他の車種でもAT・MT問わずに高齢ドライバーであれば同様のリスクがある。


外部リンク

関連項目

交通事故 プリウス

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