ストーリー
この作品は複数の機種で販売・製作されているが、道筋はどの作品でも共通である。
古代魔導スクール目指して旅するアルル・ナジャの目の前に現れた魔導師のおにいさん・シェゾ・ウィグィィに突然眠らされてしまう。
目を覚ますと、そこは薄暗い地下牢。
見張りの魔物がいたが、色気で見張りの魔物をだまして脱出を試みる。
※ちなみに作品によっては捕まった際魔導力を奪われて魔法が思い出せなくなったなどの記述がある。
※なお、変態っぽいと言い始めたのは市場販売MSX-2版魔導物語1-2-3で、PC-98版では「あああああああ! へんたいだわ この人っ!」という台詞がある。
地下牢を脱出する直前にミイル・ホォルツォ・ベンジャミンにライラ遺跡に眠るルベルクラク(DiscStation版のみ宝石の名称は宝石を額につけたカーバンクルとなっている)とウラノス・スタッフを交換しないかと交渉を持ちかけられる。
アルル・ナジャはミイルの要求をのみ、地下牢を脱出しようとするが、その際シェゾ・ウィグィィと対峙することとなる。
※なお、シェゾ・ウィグィィはDiscStation版の初代魔導物語Ⅱでは蒸発し、PC-98版では首と身体が真っ二つになり、最後は首だけで襲ってきたり、作品によってかなり戦い方・戦った後が変わる。
ライラ遺跡にたどり着き、ルベルクラフを追い求め最深部までたどり着くと、そこには何やら怪しげな男性が…。
怪しげな男性は突然アルル・ナジャを妃にしようと言い始め、誤解を解くためアルル・ナジャがルベルクラフをさがしていることを伝えると、突然角と翼を生やした魔族へと姿を変えて攻撃を仕掛けてくる。
魔導物語EPISODEⅡ CARBUNCLE
魔導物語EPISODEⅡ CARBUNCLEとしてDS SPECIALクリスマス号に付属されてきた魔導物語のシリーズ最初の作品にあたるもの。(EPISODEⅠは存在しない)
当時はサタン・カーバンクル以外のキャラクターの名前は出ておらず、シェゾ・ウィグィィはもちろん主人公であるはずのアルル・ナジャすら物語に名前を出していない。
(しかし、ルルーが書いたと思われる手紙が落ちているなど、続編は出す気満々だった模様。)
※なお、カーバンクルは額の宝石ルベルクラフの名称が当時なく、宝石をのものをカーバンクルと呼んでいた。
魔導物語1-2-3
DiscStation版が好評だったのか、半年後にアルル・ナジャが子供の頃の話の魔導物語Ⅰ・ルルーと出会う魔導物語Ⅲを追加した魔導物語1-2-3を販売開始する。
この作品の魔導物語Ⅱにてシェゾ・ウィグィィがヘンタイ認定され始めた模様。
また、この作品を含む一部作品でリュンクスという魔物が登場し、一部ファンの中ではシェゾの部下としてともに描かれることが多い。
PC-98版魔導物語1-2-3
通称【グロ魔導】。1991年に発売されたMSX-2版の移植作品。
なぜこのような呼び名がついているのかと言うと、
「キャラがほかの作品よりもグロい」
「鼻や目から血が出る特殊な仕様がグロい」
「シェゾ・ウィグィィに攻撃を与え続けると首から流血し、首が取れて首だけで襲いかかってきてグロい」
「ばたんきゅ~ではなく死亡という表現がグロい」
「シェゾを倒した後に登場する実験体が生々しくてグロい」
等のグロい表現が多く含まれているからである。
とはいっても、他のシリーズにはない表現や会話があり、ファン必見の作品であるのには間違いない。
魔導物語Ⅱアルル16歳
ゲームギアにリメイクされた作品・魔導物語Ⅱアルル16歳。
この作品では上記の作品たちとは違い、物語冒頭でシェゾ・ウィグィィの部下であるリュンクスに財布をとられ、追っている最中にシェゾウィグィィに襲われたり、シェゾ・ウィグィィがサタンと戦う直前に現れ、どちらを選ぶかと究極の選択(2人とも選ばないにするとゲームオーバー)をさせたりとぷよぷよシリーズの影響をとても受けている作品となっている。
この作品は現在携帯アプリとして配信されており、一般的に知られている魔導物語Ⅱはこの作品である。
時系列について
この作品もそうだが魔導物語シリーズには人の生死や登場などが作品によってかなり異なる。
どの作品が正史なのか、どの作品がぷよぷよシリーズに登場するアルル・ナジャの身に起きた出来事なのか…それについては人それぞれである。