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曖昧さ回避

  1. 「招き猫」のひらがな表記 ⇒ 【招き猫】参照
  2. 株式会社コシダカホールディングスが運営するカラオケボックス ⇒ 本項で解説

概要

差別化戦略と出店攻勢を進めるカラオケ業界の異端児チェーン。居抜き物件を自社店舗にリブランディングすることで出店初期費用を抑えるだけでなく、飲食持ち込み可のワンオーダー制を導入して店員の調理時間を削るなど、大幅なコストカットを実現させている。ゆえに、地域圏で最も安く利用できるカラオケボックスの地位を確立しているケースは珍しくない。

有利に立ち回れる価格面では、高校生対象の飲食ワンオーダー制ルーム料金0円プラン「ZEROカラ」、高齢者をターゲットにした午前中ルーム料金30分10円プラン「朝うた」など、ライバル店では提供できない料金パックを提示している。実際、少子高齢化が進む日本社会においてこの戦略は当たっており、減少しつつあった来店者数を幾分回復させている。ただ、2013年に導入した自社製カラオケ機器「すきっと」のビジネス展開には失敗しており、2019年にサービスを終了させている。

海外出店も旺盛で、2011年の韓国進出を足掛かりに、シンガポールマレーシアタイインドネシアの5ヵ国でも店舗を展開している。

歴史

群馬県前橋市1964年設立された中華料理店「新盛軒」が法人としての創業となるが、現在のビジネスモデルを確立したのは創業者の息子腰高博氏による功績が大きい。バブル期にカラオケ事業の可能性を感じた腰高氏が1990年8月にカラオケ店「オイコット」を開設すると、1993年には店舗周知策として店名を「まねきねこ」に変えて今に続く礎を築いた。

閉店した群馬県伊勢崎市のカラオケボックスを1997年に再建させたことを皮切りに全国出店を加速させ、2010年には300店舗を達成。翌2011年歌舞伎町出店や韓国出店、一人カラオケ専門店「ワンカラ」の開店も総じて成功を収め、全国チェーンとしての地盤を確立させた。

コロナ禍によってカラオケ業界に冬の時代が訪れているにもかかわらず、相変わらず新規出店を続けている。というか、コロナによって閉店に追い込まれたカラオケ店を積極的にリブランディングしているため、店舗拡大に拍車がかかっている状況となっている。

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