概要
エルロード王国の宰相を務める男性。内政手腕はかなりのもので、全て彼が取り仕切っているのも同然らしい。
目鼻立ちは普通だが、見ただけで高い地位の人間だと分かる細かな意匠を凝らした服を着ており、主人のレヴィ以上の貫禄を漂わせている。
しかしその正体は、魔王軍の諜報部隊隊長を務めるドッペルゲンガーで、本来は目も鼻も口も無い、真っ黒な人影の様な姿をしている。
性格
基本的に真面目な性格をしており、国を何とか建て直すまでカジノ狂いの王族や貴族や同僚に散々苦労させられた愚痴を、正体を明かした後にカズマとダクネスに吐き出している。
しかし、いつしか仕事に打ち込み過ぎて自身の本業やスパイ活動という本来の目的を忘れてしまい、宰相という内政官として最高の地位に就いた頃になって、ようやく「ここまでやる必要はなかったんじゃないか」という事に気付いたという経緯を聞かされたカズマからは、「真面目とかじゃなくバカ」と評されている。
能力
他人に変身できる能力を持つ。ただし、彼の正体が発覚したのが物語終盤なのもあってか、この能力について詳しくは語られず、対象の能力は再現できるのか否かなどは不明。
作中の動向
カズマ達がエルロード王国の城に到着し、レヴィから罵詈雑言を浴びせられ揉めていた場面で登場。あっという間にその場を収めてしまった(ちなみにその際、アクアから悪魔やアンデッドとは違う気配を感じ取られていたが、正体を明かす終盤まで勘付かれる事は無かった)。
終盤では、ベルゼルグ王国に支援を行わない事を条件に、魔王軍と結んでいた不可侵条約をカズマ達によって台無しにされた事で、彼等への復讐を決意。
最初はめぐみんに化けてカズマを拘束し、次はカズマに化けてダクネスを拘束。そのままアイリスの部屋へ向かい彼女を害そうとしたが、あっさり正体を見抜かれ、最後はアイリスの『エクステリオン』で倒された。
関連タグ
他作品の類似キャラ
『魔王に仕えるドッペルゲンガー』、『変身能力を持つ』という共通点がある。