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MacOSXの編集履歴

2012/04/09 13:39:48 版

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概要

Mac OS X(マック オーエス テン)は、AppleMacintoshコンピュータ用の現行オペレーティングシステム (OS) である。バージョン9まで続いたそれまでのMac OSの後継として、BSD UNIXベースで新たに作られた。名称はローマ数字のX(テン)が付けられ、2001年に最初の製品版が発売された。「v10.5 Leopard」でUNIXとしての認証を受けた。

バージョン別OS名称

OSの各バージョンには猫科猛獣のコードネームが当てられており、Mac OS X v10.2 Jaguarから(日本ではv10.3 Pantherから)は商品名にもなっている。今年発売される新しいバージョンではMac OS X Lionとなる予定。

バージョン名称
Public BetaSiam
Mac OS X v10.0Cheetah
Mac OS X v10.1Puma
Mac OS X v10.2Jaguar
Mac OS X v10.3Panther
Mac OS X v10.4Tiger
Mac OS X v10.5Leopard
Mac OS X v10.6Snow Leopard
Mac OS X v10.7Lion
Mac OS X v10.8Mountain Lion

Mac OS Xの特徴

Mac OS Xは、ネクスト・ソフトウェアのOPENSTEPの技術をベースに開発された、Macintosh専用OSである。オープンソースOSDarwin」をベースとし、POSIXに準拠したUNIX互換仕様になっている。

旧来のMacOSに比べて非常に安定しており、オープンな標準規格の採用を基本としている。Aquaと呼ばれる独自のユーザインタフェースのウィンドウシステムを採用し、MacOSの特徴である直感的かつ柔軟な操作を実現している。開かれているオープンソースの強みと、Macintoshが初めから持っていた「閉じていること」(ハードウェアとの密接な統合)の強みを併せ持ち、一貫したデザインと操作方法が統一された「GUI」と、UNIXの利便性と堅固さが共存しているところに他のUnixOSとは異なる特徴がある。

UNIXベースとなり、比較的容易な移植でBSDLinuxなど他のUNIX系OSで開発されたソフトウェア資産を、MacのAquaインタフェース上で使うことができるようになった。Aquaとの統一感のある外観を持つX.orgベースのX Window System「X11」(XQaurtz[1])をOSインストール時に選択して導入できる(10.5からはX11が標準でインストールされる)。X11がAqua上で動作することにより、X11上の操作が必ずAquaを経由することとなり、互換性のないアプリケーション間のコピーアンドペーストのような純粋なX11ではサポートされていない動作が可能となっている。

Mac OS X v10.4 まではClassic環境と呼ばれるMacOS互換機能を持っている。MacOS 9.2.2対応ソフトウェアをそのまま使うための互換性を確保しており、Aquaインタフェースの中に旧バージョンのプラチナアピアランスで動作した。旧来のアプリケーションの多くをMac OS X上で動作させることができ互換性は高いが、完全な互換性があるわけではなく、オーディオ関係のアプリケーションなど特にリアルタイム性が求められるものについては、メーカがサポートしていない場合がある。Classic環境を動作させるにはハードディスク上のいずれかのパーティションにMacOS 9.2.2がインストールされている必要がある。なお、Mac OS X v10.5およびIntel版のMac OS X v10.4からこの機能はなくなった。

Mac OS X v10.5には、小学館の国語および英和・和英辞典が標準で付属している[2]OS Xそのものの機能ではないが、標準でインストールされるオープンソースソフト「Samba」の機能で、Windowsネットワーク環境でのファイル共有やドメイン参加など、Windows機との共存が可能となっている(以前はサードパーティー製ソフトが必要であった)。

2005年のWWDCでPowerPCに代わりIntelCPUの採用が発表されたが、Mac OS Xは開発当初よりCPUに依存しない抽象化を示すためにx86版との並行開発をしており、すべてのバージョンのMac OS XIntel版が存在していたという。これは、Mac OS Xの前身であるRhapsodyが当初よりPowerPC版とIntelCPU版が計画されており、BlueBox(Classic環境の前身)は、PowerPC版でしか採用しないと発表しており、8年かけて計画を完遂させたと言えなくもない。

主要な付属アプリケーション

主要なユーティリティ

  • Boot Camp アシスタント
  • ColorSync
  • DigitalColor Meter
  • FileVault(ホームディレクトリを暗号化)
  • Grapher(グラフ計算機)
  • Inkwell(手書き認識)
  • ディレクトリ
  • ディレクトリユーティリティ

 (Mac OS X v10.4ではディレクトリアクセス)

  • VoiceOver(音声認識)
  • X11 (X Window System)
  • アクティビティモニタ
  • キーチェーンアクセス
  • コンソール
  • ネットワークユーテリティ
  • システムプロファイラ
  • ディスクユーティリティ(HD・CD・DVD等のフォーマット)
  • ファックス
  • 移行アシスタント
  • Dock
  • ことえり
  • Podcast キャプチャ
  • RAID ユーティリティ
  • Time Machine

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