概要
学園都市の裏で活動する暗部組織の一つ。レベル5の第二位垣根帝督をリーダーとし、獄彩海美、誉望万化、砂皿緻密の計4人で構成されている(後に外伝作品『とある科学の超電磁砲』にて、砂皿緻密の前任者であった弓箭猟虎が登場している)。
構成員
「スクール」のリーダー。
学園都市に7人しかいないレベル5の第二位『未元物質(ダークマター)』の能力者。
他人との心の距離を調節する能力『心理定規(メジャーハート)』の能力者。レベルは不明。長らく本名が明かされておらず、それまでは原作での描写から「ドレスの女」、あるいは能力名である「心理定規」と読者からは呼ばれていた。
レベル4の念動能力者(サイコキネシスト)。
外伝作品『とある科学の超電磁砲』で登場するまで名前が判明しておらず、それまではゴーグルの少年と読者から呼ばれていた。
ライフルによる狙撃を得意とするプロのスナイパー。
本来は学園都市外部の人間だが、前任のスナイパーが死亡してしまったため、補充要員としてスクールに雇われた。
砂皿緻密が加入する前に所属していた女性スナイパー。
外伝作品『とある科学の超電磁砲』にて初登場した。
『とある魔術の禁書目録』での活躍
初登場は旧約『とある魔術の禁書目録』15巻。
具体的な理由は不明ながら、学園都市の統括理事長アレイスター=クロウリーとの直接交渉権を欲しており、学園都市の機密情報を解析するために必要だという「超微粒物体干渉吸着式マニピュレーター(通称“ピンセット”)」の強奪を画策。
他の暗部組織グループ、アイテム、メンバー、ブロックを巻き込んだ大規模抗争を引き起こすきっかけを作り出した。
抗争では最終的にピンセットの強奪には成功したものの、リーダーの垣根帝督が一方通行を相手に破れ、その他の構成員も獄彩海美を除いて抗争の過程で死亡あるいは戦闘不能に陥ってしまったため、組織としては壊滅状態となっている。
『とある科学の超電磁砲』での活躍
原作15巻の前日譚に当たる『天賦夢路(ドリームランカー)編』で登場。他人が見た夢を追体験できるというアイテム、「インディアンポーカー」を媒体にしてピンセットの機密が流出したという報せを受け、手掛かりを探るため暗躍。正規メンバーである弓箭猟虎が欠員となった背景が描かれた。
また『大覇星祭編』においても、垣根帝督が「電話の男」から開会式での選手宣誓を打診される下りで僅かながら登場している。
『とある科学の未元物質』には垣根、獄彩、誉望が登場。交渉権獲得に向けて杠林檎と接触する。