CV:鈴代紗弓
概要
『とある魔術の禁書目録』に登場する暗部組織、スクールの構成員。
スクール初登場となる旧約『とある魔術の禁書目録』15巻では既に死亡してしまっており、後に外伝作品『とある科学の超電磁砲』にて登場した。
同じくスクールの構成員である砂皿緻密の前任者に当たる。
人物
現場に残された足跡などの僅かな痕跡からターゲットを特定、追跡するトラッキングのエキスパート。獲物をすぐに仕留めることはせず、ジワジワと追い詰め獲物が絶望する様を楽しむというサディスティックな性癖の持ち主。
冷徹な暗殺者である一方、「ぼっち」に対して強いコンプレックスを抱いており、友人関係に非常に餓えているという少女らしい一面もある。
表向きは「学舎の園」内部に校舎を構えるお嬢様学園、枝垂桜学園に在籍。脱ぼっちを目指して日夜奮闘しているらしい。
能力
学園都市で能力開発を受けている生徒の一人ではあるものの、彼女自身はレベル0の無能力者。その代わり狩猟民族に由来する追跡技術と、自身の気配を周囲に溶け込ませて存在を気取らせない技術に長けており、服の中に仕込んだ炭酸ガス銃と合わせて人混みに紛れた状態での暗殺を得意としている。
武器は背中に隠してある狙撃銃。銃は腕の曲げ伸ばしで自在に組立・分解が可能。袖口から炭酸ガスの圧力で弾丸を射出することで、狙撃する仕組みとなっている。右腕が近接用、左手が中距離用。
作中での活躍(とある科学の超電磁砲)
『天賦夢路(ドリームランカー)編』で登場。
流出したという「超微粒物体干渉吸着式マニピュレーター(通称“ピンセット”)」の機密情報の手がかりを回収するため、同僚である誉望万化から指令を受けて現場に参戦。
手がかりの持ち主とされる佐天涙子とフレンダを追跡し襲撃する。
最初のうちは二人の行動を完璧に読み切り、人混みに紛れたままじわじわと二人を追い詰めていくが、いつもの癖で時間をかけて嬲り殺しにしようとしたことで相手に策を弄する時間を与えてしまい、フレンダに居場所を特定され敗北した。
その後
「あの極限状況で私と死合った……全力で私に付き合ってくれた……これってもう友情ですよね?」
フレンダとの激戦のあと、学園都市某所で行われたスクールの会合にて再登場。
顔の下半分を爆弾で吹き飛ばされるという重傷を負いながらも、ギリギリ現場に駆け付けた誉望と学園都市の技術によって一命は取り留めた弓箭だったが、スクールとしての目的も忘れるほどにフレンダに対して異常な執着心を抱くようになってしまう。
その後の所在については描かれていないが、数日後に実行されたピンセット強奪計画では弓箭の代わりに砂皿緻密がスクールの一人として行動していたこと、フレンダが所属する暗部組織アイテム』のやり取りの中で弓箭らしき人物が登場していることから、スクールの会合後にアイテムを単独で襲撃し返り討ちにあったと見られる。
余談
自身が「ぼっち」であることに強いコンプレックスを抱き、どうにかして学園の人気者にならんと日々苦悩している弓箭であるが、実際のところ学園の友人には概ね好感を抱かれており、彼女の独り相撲である可能性がある。
ただし、「ぼっち」を脱したいあまり空回りした行動を取ることも多々見られる。
・ヴァイオリンの「情熱的な演奏」でクラスメイトにお近づきを試みる。⇒「話しかけたら迷惑になる」として誰も話しかけて来ない。(原作12巻の4コマ)
・スクール加入後、同性のチームメイトというせいか初対面での心理定規に対する認識は友達を飛び越して親友。心理定規が心の距離を全力で遠ざけるレベル。(原作12巻カバー下4コマ)
フレンダと同様、死亡してしまった後にキャラクターが掘り下げられたため、再登場は絶望的となっているが、アニメ版声優の鈴代氏の怪演も相まって根強いファンを獲得した。
スマホゲーム「幻想収束」でもバトル・アシスト枠共に初期レアリティ3で実装されるなど故人のキャラとしてはかなりの高待遇である。お祭りゲーでのシステム上とはいえ、フレンダや佐天さんと組ませての共闘も可能。
関連イラスト
関連タグ
誉望万化(スクールの教育係)
黛冬優子(髪型が似ているということでTwitterで一時期話題になった)
後藤ひとり:ぼっち系美少女、巨乳、実は周りから好かれているなどいくつか類似点がある。