声 : 井澤詩織
概要
下記の能力のためか、良くも悪くも冷淡かつ世渡り上手。かといって、垣根同様、酷薄さが目立つ訳でもない。
対象が「他人に対して置いている心理的な距離」を識別し、 それを参考にして相手の自分に対する心理的距離を自在に調整できる。
本人曰く「人の心の距離を自在に調節できる」。
「本物の感情を偽りで塗りつぶす」という、哀しく、そして恐ろしい能力である。
と同時に、コミュニケーションなどでの努力や配慮で築きあげる必要性を感じにくくなる悲しさや、対人関係が薄っぺらくなりがちな面倒さもつきまといがちだが、本人はそれに対するジレンマや苛立ちを見せる事なく、時には敵対関係のアンチスキルの拘留場に敢えて捕まって、一掃作戦をやり過ごす描写も。逞しいことで……。
「心の距離」は数値化して認識するようで、『距離単位○○』と呼称している。 対象と「親密」になることで敵意を奪ったりすることができるが、 中には「可愛さ余って憎さ百倍」という人間もいるため逆効果になることもある。
劇中では浜面仕上に対し『浜面仕上―滝壺理后』の距離感を設定していたが(距離単位は「20」)、 名乗っていない浜面の名前を呼ぶところをみると、名前も一緒に認識できるのかもしれない。
干渉を受けた浜面は「念話能力の応用か」と疑っていた。
一方通行にかけたら云々という発言があったが、 通常モード時にかけるという意味なのか、反射モードに対しても有効なのか不明。 しかし、たとえ有効だとしても「可愛さ余って憎さ百倍」の可能性があるため、本人的には仕掛けたくないようだ。
また、世の中、“好きな人程苛めたい”という感情が行き過ぎてる者もいるにはいるため、そういう手合いに対する相性も微妙。
「バイオハッカー」にて、獄彩雨空、獄彩陸莉という姉妹がいることが判明。
また、上条当麻に心理定規をかけたが、効いてはいるのにまったくブレないという、上条のある種の強さが垣間見ることができる。(上条さんマジパネェっす‼)
本編15巻で発生した暗部抗争では『スクール』の中では唯一五体満足の状態で生還、その後は不定期にだが度々再登場している。