悪平等

あくびょうどう

悪平等とは、平等に扱うことでかえって悪影響を及ぼす平等のこと。

曖昧さ回避

何もかも一律に平等に扱ったり、形の上だけ平等にするなどにより、闘争心や競争意識の低下による“向上心の欠如”など、平等に扱うことでかえって悪影響を及ぼして逆に不公平になることがある平等のことである。

確かに平等は重要かもしれないが、結果まで平等にしてしまうと、目標を持って努力した人が報われなくなってしまう。つまり機会の平等と結果の平等を一緒くたにしてはいけないということである。

例えば学校教育において、徒競走に全員同時にゴールしたり、学芸会で主役が大勢だったりというのが悪平等といえよう。

また野球やサッカーの試合において、試合に負けたチームがそれに同情した観客達から熱烈な応援をされて試合後もその努力を称えて盛大な拍手をされたのに対し、逆に勝ったチームの方は観客から全く称賛をされない所か無視する様な対応をされてしまう。

こういった判官贔屓的な展開も、悪平等に繋がる物と言えるだろう。