概要
パソコン用入力装置のひとつ。和製英語で、略称は「ペンタブ」。
板状のタブレットとペンがセットになった入力装置。基本は画面上の位置をタブレットの上でペンで指示するが、マウスのような相対座標での入力もできる。
タブレット部分に画面がついて、画面に直接ペン入力ができる液晶ペンタブレットというタイプも存在する。液晶なしは通称「板タブ」、液晶付きは通称「液タブ」と呼び区別されている。単にペンタブという場合は板タブを指すことがほとんど。
なお、iPadなどの「タブレット端末」や、パソコンと一体化した「タブレットPC」とは別物。しかし、混同されることが多く誤解が頻発する。
液晶ペンタブレット(液タブ)は「ペン入力が付いた液晶モニター」である。コンピューターを内蔵していないので、パソコンがなければ絵を描くどころか、画面に何かを映し出すことすらできない。
タグとしては,描画に使用したペンタブレットのシリーズ及び機種名で付けられることが多い。
ペンタブレットを製造するメーカーではWACOMが有名。つい何年か前までほぼシェア100%で市場を寡占している状態だった。
最近では中国のメーカーから安価な製品が出ており、しかもWACOMの特許切れでこれら他社製品の性能が大幅に上がっていることから、2021年現在、少なくとも10%ほどは中国メーカー(特にXP-PENとHUION)にシェアが移っている。
製造メーカー
- WACOM (Intuos, Cintiq, Wacom One)
- XP-PEN (Deco, Star, Artist, Innovator)
- HUION (Inspiroy, Kamvas)
- Xencelabs (親会社が XP-PEN と同じ。実質同じ会社の上位ブランド?)
- UGEE (XP-PEN の親会社に吸収)
- GAOMON
- Parblo (タブレットスタンドに定評がある)
- RAYWOOD
- VEIKK
- Artisul
- Hemker
- Acepen
※WACOMは日本のメーカー、その他は中国メーカー。