ペンタブレットの世界最大手メーカーであり、プロフェッショナルから一般ユーザーまで幅広い顧客層を持つ。
ペンタブレットにおける世界シェアは85%(2010年)と、ほぼ市場を一社で独占している。
かつては統一協会系の企業(創業者が信者)だったが、経営陣が教団と対立し絶縁している。
現在発売しているペンタブレット製品
Intuosシリーズ(旧Bambooシリーズ)
主に一般向けの、同社を代表するタブレットである。さまざまなバリエーションがある。
旧シリーズのBambooとの違いは名称のみで基本性能は変わっていない。
Intuos pen&touch / pen
pen&touchはIntuosシリーズのフル機能版である。
penはタッチ機能が無いだけでなく、ペンの消しゴム機能などが省略されており、pen&touchとはペンの互換性が無い。無線化にも対応しない。
写真加工ソフト「Photoshop Elements」や、イラスト作成ソフト「ArtRage」、水彩ペイントソフトの「水彩LITE」等が付属。
Intuos comic
本体はpen&touchと同じ。
グラフィックソフト「Pixia」のフルセット版、漫画・イラスト作成ソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO(2年間ライセンス)」、水彩ペイントソフトの「水彩LITE」等が付属。
付属ソフトのCLIP STUDIO PAINT PROはComicStudioとIllustStudioの後継ソフトである。
2年間制限なく使うことが可能で、終了後は制限のかかったDEBUT版として使うか3300円を払うことで使用期限を解除することが出来る。
Intuos Comic ユーザーさま向け CLIP STUDIO PAINT PRO 優待販売のご案内
Intuos Proシリーズ(旧Intuosシリーズ)
主にプロフェッショナル向けの製品。
最大がA3のサイズの製品があり、パッド上のクリックボタンも増やされている。読み取り精度や分解能が高く、角度感知機能も備える。
描画面サイズが同じBAMBOOと比べて大柄で高価であるが、それでも一般人の手の届く価格であり、一般ユーザーの間でも愛用者は多い。
Wacom One
入門用の液晶タブレット。価格と機能が抑えられている。
Cintiqシリーズ
液晶タブレット。機能と性能はIntuosと同程度。
完全にプロフェッショナルツールと言え、高価で同程度の画面サイズの液晶ディスプレイと比べてかなり重く大柄である。
Cintiq Proシリーズ
液晶タブレット。上記のCintiqシリーズを4Kまで向上させている。もちろんプロフェッショナル仕様。最大で32インチまである。
MobileStudio Proシリーズ
液晶タブレットとPCが一緒になった『タブレットPC』。
プロの漫画家やアニメーターが制作で導入するほど性能が良いがやはり高く、最大16インチ。
旧製品
Bambooシリーズ
現行のIntuosシリーズの前世代製品。
PEN&TOUCH・PEN・TOUCH、FUN、Comicの種類がある。
FAVOシリーズ
BAMBOOの前世代の製品で、タブレットのほかマウスが付属していた。
PenStation
最廉価機種で、メモ書きやマウスの代用を意図した製品。
BizTablet
Bamboo Touchの元になった機種。
当時はこのような製品は一般向けではなく、プレゼンテーションなどビジネス用途を意図していた。