概要
シリーズ第一作である「サモンナイト」は2000年の1月6日に発売され、飯塚武史(黒星紅白)氏によるかわいらしいイラストと豪華な声優陣、都月狩(現・都月景)による牧歌的な世界観、そして時に現実的でシビアな場面も描かれるシナリオによって人気を博した。
シリーズ作品
◆ シミュレーションRPG
◆ 外伝シリーズ(アクションRPG)
サモンナイト クラフトソード物語
サモンナイト クラフトソード物語2
サモンナイトエクステーゼ 夜明けの翼
サモンナイトツインエイジ 〜精霊たちの共鳴〜
◆ 外伝シリーズ(RPG)
サモンナイトX 〜Tears Crown〜
また、一部作品のオリジナル小説などが発売中である。
サモンナイトの世界
物語の舞台となる世界、マナ(魔法力)に満ちた「選ばれた魂が集う楽園」リィンバウムを中心に、
「機界」ロレイラル
高度な機械技術を持つが、過去に起きた戦争により荒廃し、現在はその名残である自律機械兵器などが徘徊し、わずかに生き残った人間型種族「融機人(ベイガー)」が地下に隠れ住むのみの世界。
「鬼妖界」シルターン
鬼、龍や巫女、宮司、忍など、日本や中国に伝わる文化を強く持ち、リィンバウム以外では唯一純粋な人間が住む世界。
「霊界」サプレス
人間たちとは違い、肉体を持たない精神体である天使や悪魔、幽霊などが存在する世界。
「幻獣界」メイトルパ
広大な自然に包まれ、さまざまな幻獣たちや、人と獣の特徴を併せ持つ亜人が暮らす世界。
の四つの世界が周囲を囲むように存在するとされる。
(上記の他に「名も無き世界」と呼ばれる世界が存在し、その中には「ニッポン」「ステイツ」という国が存在する。
言ってしまえばプレイヤーである自分たちが住む世界のことである。)
召喚術(サモーニング)
第一作「サモンナイト」、ひいてはこのシリーズの最も特徴的でストーリーにも深くかかわる要素である。
「召喚術」というのは、「サモナイト石」と呼ばれる特殊な鉱石を用いて、外の世界のもの(生物・非生物問わず)の「真の名」を唱えて「誓約」を結ぶことにより自由に使役する、いわゆる魔法の類に属する術である。
元は「送還術(パージング)」という異世界からの侵攻者を元の世界に送り返すための自衛の術であったが、「エルゴの王」が作った結界により異世界からの侵攻がほぼなくなったことでその技術のほとんどは失われ、現在はその「送還術」を発展させ、逆に異世界のものを「誓約」により縛り、自由に呼び出して人間の利得のために利用する術である「召喚術」が誕生した。
「夜会話」
サモンナイトの特徴的なシステムの一つとして、各話の終了時に特定のキャラクターを選び、二人きりで会話ができる「夜会話」がある。
サモンナイトシリーズは、ストーリー上の選択などによりキャラクター個別の好感度が増減し、どのキャラの好感度が高いかによってエンディングが分岐する。
そして、キャラクターの好感度を最も上げることができるのが「夜会話」である。
この夜会話によってキャラクターの新たな一面がみられたり、作品によっては夜会話からイベントが発生することもあるなど、サモンナイトの世界を深く知るのにも重要な要素といえる。
しかし、第一作ではまだキャラ個別EDは存在せず、好感度が高かったキャラクターによっていくつかのEDのどれかに分岐する程度である。
よって恋愛EDも基本的に存在しない。パートナーの好感度が最も高く、かつ異性だった場合のみ、それを匂わせるものとなる程度。
2以降では個別EDが追加されているので、さらに夜会話の重要度が増す。
個別EDだからといって、相手が答えてくれるかは別だが…
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