概要
中央競馬(JRA)のJ・GⅠレース。中山競馬場大障害・芝コース4250m。
中山GJの表記も使われる。
1999年、障害重賞競走へのグレード制導入に伴い、それまで春秋2回行われてきた中山大障害を秋のみの開催とし、春開催分を模様替えする形で新設された。当初は前身の中山大障害と同じく4100mだったが、2001年の第3回から現在と同じ4250mとなり、平地・障害を含めて中央競馬最長距離の競走となった(2011年は芝コース設定の関係で4260mで実施)。原則、皐月賞の前日に行われる。
国際競走に指定されており、外国馬の出走・優勝(過去5回)もある。
コース概要
使用されるのは中山競馬場の障害コース・大障害コース。これは前身となった中山大障害と同じである。
ちなみに大障害コースは、本レースと中山大障害の年2回しか使用されないコース。
中山大障害と同じく障害コースの3コーナー手前をスタートして、障害コースを右回りでほぼ3/4周してから向正面から大障害コースに入り、高さ1.6mの大竹柵を越えた後に、障害コースを左回りして再び向正面から大障害コースに入って高さ1.6mの大生垣を越えてから障害コースを右回り、向正面からは芝外回りコースに入り置き障害3個をクリアしてゴールに至る。障害数12、更に中山障害コースの特徴である坂路は5回通る非常にタフなコースである。
競走条件
出走資格:サラ系障害4歳以上 (出走可能頭数:最大16頭)
JRA所属馬
外国調教馬 (優先出走)
負担重量:定量 (4歳62kg、5歳以上63kg、牝馬2kg減)
外国馬を除く出馬投票を行った馬から「通算の収得賞金」+「過去1年の収得賞金」+「過去2年のJ・GI競走の収得賞金」の大きい順に出走馬を決定する。
主な優勝馬
2021年 優勝:メイショウダッサイ
2022年 2016年~2020年(5連覇):オジュウチョウサン
同一重賞6勝、5連覇はいずれもJRA新記録。
2015年 優勝:アップトゥデイト
2015年 優勝:アポロマーベリック
2014年 優勝:ブラックステアマウンテン(アイルランド)
2007年、2006年、2005年 3連覇:カラジ(オーストラリア)
関連項目
中山大障害:秋の障害日本一決定戦。本レースの前身でもある。