リカオン
りかおん
動物
体長76-112cm。尾長30-41cm。肩高60-78cm。体重17-36kg。属名Lycaonは「オオカミ」の意。全身は短く硬い体毛で粗く被われる。不規則に黒、黄色がかったオレンジ、白の体毛で被われるが、色彩には個体変異があり一色のみの個体もいる。鼻面から額、眼にかけては黒い体毛で被われる。尾の先端は白い体毛で被われる。種小名pictusは「彩色された」の意で、英名paintedと同義。
耳介は非常に大型で、丸みを帯びる。大型の耳介は表面積を大きくすることで体温を下げる効果があると考えられている。鼻面は太くてやや短い。計42本の歯を持つ。上顎第4小臼歯および下顎第1大臼歯(裂肉歯)は発達し、歯尖が2つある。第3大臼歯はあまり発達しない。四肢は長く、指趾は4本。
乳頭の数は10-14。
狩猟に行く前はみんなでテンションを上げる。
執拗な長距離追跡能力と巧みな波状攻撃でトムソンガゼル、インパラ、オグロヌー等の小型から中型の草食動物だけでなくアンテロープ類最大のエランドや体重800㎏にも達するアフリカスイギュウ等にも襲い掛かる。アフリカの肉食哺乳類の中でも屈指の狩りの成功率を誇る。
捕らえた獲物に対し、鼻先や尾、後ろ脚等に噛みつき、腹部を残りの個体が攻撃するなどドールと似た攻撃パターンを持つが、リカオンの特徴として獲物の息の根を止める前に食事を始めてしまう時があり、残酷な一面を持つ様に思われるがこれは恐らくライオンの群れなどに良い所で獲物を横取りされないために食事を急いでいるためとも考えられている。
規模の大きな群れを作る事が似ているブチハイエナとはある意味競合関係で、お互いに執拗に相手を追い払い合う事もある。
いわゆる人間の考える、ハーレム(野郎は定住し、そこへ姉妹が寄ってくる)を形成する。でも群の中の、子殺しが普通に行われる。やめたげてよお!。