注意事項
アニメ第356話「ケロロ小隊 真ドラゴンウォリアーズ であります」に、正体となるキャラクターが何の前振りもなく登場しております。そのため、正体を知りたくない人は映画の方を先に鑑賞してアニメ版を閲覧ください。
曖昧さ回避
- 「超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」に登場するキャラクター。本項で説明
- 「カミワザ・ワンダ」に登場するキャラクター→テララ(カミワザ・ワンダ)
ここからネタバレ
※ここから先は「超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」のネタバレを含む為、作品鑑賞後の閲覧をお勧めします。
CV:大谷育江
本作のヒロインであるシオンが出現させた「地球竜」がケロン人の姿になった際の名称。劇中最後に登場する。
テララという名は彼女が地球竜を出現させる際にずっと名付けたいと思っていたニックネームで、いわばテララは彼女にとってのペット(宝物)のような存在である。
地球竜が地球の全エネルギーを返還した際に発生した余剰物質であるらしく、地球竜の思いやりの心が詰まっているとのこと。シオンが大好きで、なぜか最終的にクルルに懐く。
「シオン ダイスキ」のようにカタコトの日本語でしゃべるが、無邪気でどこか憎めない愛くるしいキャラクターでもある。
アニメ版356話ではシオン共々再登場。「竜の卵」と呼ばれるブラックホールから現れた、常軌を逸した数の群体を構成する竜型擬似生命体からケロン本星を守るべく、再びケロロ小隊をドラゴンウォリアーズとして覚醒させる儀式を行った。
”地球竜“としての概要
竜の書に記された竜型の宇宙生物。
数万年前に地球に卵として産みつけられた宇宙生物。
光のチューブを通し、星のエネルギーを吸い尽くし、死の星とした上で孵化するという寄生生物のような生態を持つ。
竜の書はその卵を孵化させる為の手段を何者かが記した代物で、地球竜の謂わば取扱説明書のような物であると同時に、生誕を望む地球竜の意志を伝える端末のような物でもある為、竜の書を通してテレパシーのように意識を伝達する事も出来る。劇中の様子を見るに、単なる書物ではなく地球竜を制御装置でもあるようだが、その著者は不明。
ケロン人をそのトリガーとしていることや、モン・サン・ミッシェルを竜の卵のありかとして示している事から、少なくとも1897年以降に何処かの宇宙人が遺したものと考えられる。
劇中に於いてはシオンの暗躍によって世界の各都市に出現したアーチ、「竜のしっぽ」を利用して地球のエネルギーを吸収し、卵が置かれたモン・サン・ミッシェル寺院にて孵化を果たした。
岩石、鉱石質のような甲殻で身を覆い、2対の翼を持つ。モン・サン・ミッシェルを優に超える程の巨大な体躯を誇り、ケロン人ベースのドラゴンウォリアーと比較すると無機質な姿をしている。腹部には卵に似たエネルギーの受容部が存在し、竜の尾が変形した管が臍の緒のように伸びている。
地球全てのエネルギーの凝縮体である為、口から放たれるブレスは非常に強力。惑星のエネルギーを吸い尽くし、孵化を果たした後に星を去るのは竜としての本能的な行動であり、生まれて間もない事から、ある意味で無邪気と言える。クルルが言うには生存本能以外の意志や思考は無いというが、時がそうさせたか、シオンとの繋がりがそうさせたか、“優しさ”というものを理解しており、この心が後のテララを産む事になる。
名前の由来はラテン語で地球を意味するTerra(テラ)と思われる。”地球“竜に相応しい命名である。ケロン人っぽい名前だが、命名主はシオンであるため、飽くまで偶然ケロン人っぽいだけ。
ゲーム版に於いては竜型宇宙生物「宇宙竜」の生き残りとされ、その内地球に産み落とされた卵から孵った個体を地球竜と呼称している。
地球竜の先祖に当たる宇宙竜が持つ"星のエネルギーを吸い尽くす"という生態を、古代ケロン軍が恐れた結果、宇宙規模で駆除され、絶滅にまで追いやられたとも説明された。映画本編ではシオンとドラゴン化したケロロの活躍で地球竜による地球滅亡は免れたが、ゲーム内に於いてはドララ特務兵によってエネルギーの一部を抜き取られ、地球竜本体は不具合を起こし、「突然変異型地球竜」として君臨したドララ特務兵がボスとして登場する。
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ラヴォス 同じく星に寄生し、星々を渡り歩く生物