概要
講談社の漫画雑誌「週刊モーニング」にて2012年35号から2020年23号にかけて連載された。ただし元々は短期集中連載であり、評判が良かった事から改めて連載再開となった、といういきさつがある。
単行本は全32巻。
「聖ペルソナ総合医療センター」で働く、産婦人科医師を主人公とした漫画。
決してキレイごとだけではない産科医療の現場をリアルに描いており、死産で苦悩する産婦、無事出産したものの無神経な親族に悩まされる産婦など、出産する側の「あるある」ネタも多く、現職の医療従事者からも高い評価を得ている。主人公にはモデルとなった人物が大阪泉佐野市に存在しており、こちらからも「うまく描けている」と太鼓判を押した。
登場人物
主人公の産婦人科医師。「BABY」という芸名でジャズピアニストとしても活動。
「ポヤング・ソースやきそば」が好物。
モデルは作者の妻が出産したときの担当医師でもあった、ジャズピアニスト兼業の産婦人科医荻田和秀。
鴻鳥の同僚の女医。
喫煙者の助産師。
鴻鳥の同期の産婦人科医。
- 船越
麻酔科医で、マラソンが趣味。切羽詰まった状況でも駄洒落を噛まし周囲を凍らせる。
- 加瀬
救急救命科医。アイスが好物。
- 院長
65歳。愛人を囲っていたりと決して聖人君子ではなくたまに無茶振り案を出そうとしたりと困った面もあるが、基本的には良い意味で部下を放置してくれる質であり、鴻鳥の「ベイビー」の活動も黙認している。ドラマ版ではもう少し好々爺的なキャラになっている。
- 赤西ゴロー
実家が産婦人科医院の研修医。
ドラマ版
2015年10月7日から綾野剛主演でTBS系列局金曜10時の連続ドラマとして全10話で放送された。
その後2017年10月には同じ時間帯において第2期の放送がなされている。こちらは全11話。
脚本は1期が「ゲゲゲの女房」などを手がけた山本むつみがメインを務め、2期は1期サブライターでもあった坪田文がメインを担当した。
ストーリーや設定は原作そのままというわけではなく、ゲストキャラ等は名前が変わっていることもあるが、原作のエピソードを再構成した上テイストを活かす展開となっている。
啓発活動への参加
風疹の予防啓発事業の一環として、厚生労働省とのタイアップが行われている
(3話も風疹をテーマにしている)。
鴻鳥のモデルである荻田もドラマ公式サイト上で質問コーナーを持っている。
2018年には風疹の流行に伴い、予防接種を呼びかける啓発活動として原作の風疹に関わるエピソードが公式から無料公開された。