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シザーマンの編集履歴

2012-04-24 15:42:03 バージョン

シザーマン

しざーまん

ヒューマンが開発したホラーゲーム「クロックタワー」シリーズに登場するキャラクター

注意!

この記事にはキャラクターとゲームのストーリーに関するネタバレが含まれています!


概要

クロックタワーシリーズにおいて登場する、恐怖の殺人鬼。

作品によって正体は違っているが、巨大なハサミを凶器として使用する(3はかなり特殊)、主人公をどこまでも追跡する、人間を超越しており不死身、という共通点がある。

各作品におけるシザーマン

クロックタワー

シザーマン

時計塔屋敷で主人公に襲い掛かる殺人鬼

子供のような小さな体躯だが残虐性は計り知れず、多くの人間や動物を殺してきた。

文字通りの神出鬼没であり、稀に瞬間移動と思しき先回りを見せる事も。そのため、予想だにしない方向から襲ってくる厄介な相手である。


狡猾で殺害方法も多彩。様々な方法でプレイヤーを恐怖のどん底に突き落としてくる。

しかし、主人公がちょっと隠れただけで見つけられずに立ち去るなど、どこか幼稚な面も持っている。リメイク以降では、条件を満たすと踊りだすコミカルな一面が追加された。

巨大なハサミを軽々と扱う腕力と不死身の肉体を備えながら、何故か少女である主人公相手に簡単に力負けする。


彼の正体は、館の持ち主であるバロウズ家の次男「ボビィ・バロウズ」。年齢は9歳。

屋敷の中にある巨大な時計塔=CLOCK TOWERが停止した事で、自らの時間が止まっているために生きている存在であり、本来ならば器官の未発達のせいで3日と持たない命である。この不完全とも言える体質は、後述を参照。

最期は時計塔が再起動した事でシザーマンの時間が再び動き出し、苦しみの余り時計塔から落下し死亡した。

余談だが、次回作の「クロックタワー2」では、マスメディアでの主人公の証言を元にホラーショップ等で彼の顔を模ったゴムマスクが販売され、これが悪用される事になる。


クロックタワー2

しざーまん


前作から2年後のスウェーデン・オスロ市において再び現れた殺人鬼。

相変わらず子供のように小柄だが残虐性は十二分であり、前回のおよそ3倍に上る犠牲者を出している。

主人公のメンタルケアを担当していたバートン教授の研究室に保管されていた「ボビィのハサミ」のレプリカを盗み出し、それを凶器に主人公を付け狙う。そして主人公の関係者、キーアイテム「魔像」やバロウズ一族の秘密を探ろうとする者を次々と惨殺していく。


狡猾性も高い上に超能力まで駆使し、停電にも関わらずパソコンの画面に脅迫文を映したり、同じく電源の切れたファックスで予告状を送り付ける、家具を浮遊させ相手にぶつけ殺害する、犬を操ってその飼い主を殺したりと、プレイヤーを怖がらせるテクに関しては一級品。

人心掌握にも長けており、バートン教授やその助手のハリスを付け込み、彼らに“偽のシザーマン”を演じさせた。

やはり幼稚な部分も持っており、追跡の最中にも関わらずロッキングチェアーで寛ぎながらテレビアニメを観ていたりする事も。

前作同様に巨大なハサミを苦も無く操り、至近距離で数発も銃弾を撃ち込まれながらも平然とする不死身の肉体を持ちながら、やはり殴り倒される、女性相手でも力負けするなど、前作共々ぶっちゃけよく分からない身体能力である。


正体は前作の事件の生存者として救助された、エドワードという金髪碧眼の美少年。

しかし、前作には勿論彼のような人間は登場していない。2では時計塔屋敷での惨劇で生還したのは主人公のみという設定である。

エドワードの名は、彼の後見人である孤児院の教師ケイに名付けられたもの。救助されてから今に至るまでショックで記憶を失っており、その素性が殆ど分かっていないという謎に満ちた少年。


エドワードの正体は、前作のシザーマンであるボビィの双子の兄「ダン・バロウズ」

強力な念動力と透視能力を持ち、前作の屋敷内で発生していた怪奇現象はこの能力を使って彼が引き起こしていたもの。余談だが、透視能力を持ちながら隠れた主人公を見つけられないのは、恐らく「気付いていながら敢えて見逃す」という遊び心と思われる。

シナリオの進行によっては、前述のバートン教授とハリスだけでなく、自身の後見人である教師ケイを懐柔している場面もある。


小説版「クロックタワー2」で明かされた設定を合わせると、この双子の兄弟はかつて不死を願うが余りに邪教崇拝と数々の虐殺を犯し、領民たちから「人喰いバロウズ」と畏怖されていた初代バロウズ家当主「セオドール・バロウズ」の末裔であり、セオドール以降の代で時折生まれ落ちる「偉大なる父の使徒」である。

「偉大なる父の使徒」として生を受けた子供は、生まれながらにして凶暴な性質を持ち、強力な超能力と不死身の肉体を授けられる。そして、生後10年近くを「サナギ」と呼ばれる巨大な嬰児の姿で過ごした後、「羽化」して成体となる。


前作のダンの姿はこの「サナギ」の状態であり、弟のボビィは「羽化」するのが早過ぎた未成長の不完全体である。

炎に包まれ焼け死んだはずだったが、既に「サナギ」内部のダン本体は充分な成長を遂げており、「羽化」した後に記憶を失った生存者を装い救助された。リメイクされた前作では、焼け落ちた肉片から起き上がる彼らしき姿を目撃出来る。


バロウズ一族の故郷である「バロウズ城」での最終局面にて、自らの正体を明かし主人公に襲い掛かるが、魔像によってかつて「偉大なる父の使徒」に反逆した13代目バロウズ家当主「クェンティン・バロウズ」が遺した「次元の扉」が開放される。これにダンは吸い込まれ、シザーマンと呪われたバロウズ一族は完全に滅亡した。

クロックタワーGH

GH本編にシザーマンと名付けられた人物は登場していないが、そのポジションに当たるキャラは登場している。なお、PSメモリーカードの管理画面で本作のセーブデータを観覧すると……?


鷹野千夏

主人公が暮らすことになった一家の次女。

ある日、自宅の納屋に仕舞われていた「黄金像」を見つけ、それを持ち出して遊んでいたところ突如豹変。不気味な形相と恐ろしく甲高い笑い声を上げながら、包丁片手に自宅内の人間へと襲い掛かる。包丁を投げつけてくるという衝撃の初登場が印象的。明確な描写は無いが、超常現象も引き起こしている。

豹変の度合いは凄まじく、銃で撃とうが刃物で刺そうが絶対に死なない。

また、ピエロの化粧レベルとも言える、人間なのかと疑うほど異様に肌が白い。

最後は正気を取り戻し、その折に重傷を負うものの一命を取り留めた。


鷹野雅春

鷹野一家の長男。

「黄金像」を持ち出した妹の千夏と遊んであげていた折に、突如千夏が発狂。恐れをなして自宅に飾られていた鎧武者の中に隠れていた。しかし、後に彼も千夏と同様に何故か発狂し、鎧姿のまま自宅内を徘徊しつつ主人公に襲い掛かる。

シナリオの進行によっては、千夏に殺された鎧を脱いだ状態の彼を発見出来る。


才堂不志人

だれかににている

謎の研究所で襲い掛かる殺人鬼。CVは大塚明夫氏。

血まみれの白衣に般若の面、手にはレッドピラミッドシングが持ちそうな巨大な鉈というとても恐ろしい風貌。

ある場所の扉を開けたらご対面することになる。

最早理性は存在しないようで、うわ言のように「全ての……人間に……死を……」と繰り返している。ある場面では「お前は……生まれては……ならない……娘……」と意味深な台詞を残す。なお、前者は空耳で「全ての人間に」とネタにされる事もある。

当然ながら不死身であり、消火器で頭部を殴ろうともショットガンで撃とうとも死なない。倒れるだけですぐに活動を再開する。


正体は主人公の実父であり、「HU599菌」なる細菌兵器の開発者である。

務めていた研究所の同僚である御堂島崇が不志人の才能を妬み、十数年前から彼を失脚させる計画を練っていたが、ある理由により人間の自我を崩壊させる強力な幻覚剤を仕込んだ「黄金像」を不志人に送り付ける手段に代えて出た。

その結果、不志人は自我が崩壊し人知を超えた殺人鬼へと変貌する。


彼の家は典医として名高い家系であったが「女子の双子が生まれたら才堂家に仇なす家系の呪いをもたらす忌まわしき呪いの双子とみなし、生き埋めにせよ」という因習を現代まで言い伝えている忌まわしき家系でもあり、優はその犠牲者でもあった。しきたり通り、双子として生まれた娘を生き埋めにした後から「世界に復讐する」という妄執と怨念に捕われ始めたようで、それがHU599菌の開発へと繋がっていった。

研究所全体が組織ぐるみで弁天病院の患者を実験台にした生体実験に関わっていたようだが、それがHU599菌の開発に関っていたのかどうかは不明である。


余談であるが、「黄金像」は御堂島崇の同僚であり計画の共犯者であった鷹野初へも、過去に口封じとして送られたが、当時の彼は像をろくに調べずに自宅の納屋に仕舞いこんだために難を逃れた。

彼の娘である千夏が持ち出したのはこれであり、結果的に彼女と雅春がこの幻覚剤によって豹変してしまう事となった。


クロックタワー3

【クロックタワー3】シザー兄妹

これまでのシザーマンとは一線を画している、道化師のような姿をした男女二人組。

男性側はシザーマン、女性側はシザーウーマンと呼ばれている。両者共に残虐非道な性格を持つ快楽殺人者で、幼稚かつ奇抜な行動や奇声を上げる事が多い。

刃物が大好きで、特に両手でそれぞれ持ち分けられる特殊な形状のハサミが得意武器。二刀流の剣のように扱うが、勿論ハサミとしても使用する。追跡中は、どちらも主に斬りつけ攻撃を多用する。

なお、二週目のハードモードでは武器が変更され、シザーマンは日本刀、シザーウーマンはレイピアをそれぞれハサミとして用いる。

……お前らはいったい何なんだ。


ボス戦においてシザーマンは斬りつけるだけでなく、ハサミから地走り型の衝撃波、ほぼ回避不能の強力な全方位かまいたち攻撃を放つ。

シザーウーマンは体力こそ非常に低いものの、自動照準が利かない特性を持つ。また斬りつけ攻撃以外に、パワーを集中しないとこちらの攻撃が突破出来ない竜巻攻撃を駆使する。


彼らの本名は、シザーマンはルディ、シザーウーマンはジャニスと言い、アジア系の孤児だった兄妹である。幼い頃に「ダン・D・バロウズ公爵」(これまでのバロウズ一族、2に登場したダン・バロウズとは無関係)に戦火の中で拾われ、以後は彼の従者として仕えていた。

バロウズ公爵の悪しき野望に協力し、生贄となる領民を様々な残酷な方法で殺しては楽しんでいた。

バロウズ公爵と共に領民に殺されたが、この邪悪な魂は消滅せず、以降は生前と同じくバロウズ公爵に仕え、「魔のモノの配下」として殺戮を繰り返していた。


作中ではバロウズ城(こちらも2とは別物)で主人公を追い回す。兄妹の絆は深いらしく、ボス戦でジャニスが死亡した際、兄のルディは逆上してすぐさま主人公に挑み掛かるなど、殺人鬼ながら唯一の人間らしさを見せた。最終的に両者共に倒され、兄妹揃って狂笑を響かせながら消滅した。


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