『餓狼伝説』シリーズ及び『KOF』シリーズに登場するテリー・ボガードの必殺技。
コマンドは初期の作品では↓↙←↖+キックであったが、後続の作品では左上までは省いた↓↙←+キックがポピュラー。
片足を振り上げながら跳んでその勢いで踵落としを決めるといった感じの蹴り技。バーンナックルに次ぐテリーの第二の突進技である。
空手の胴回し蹴りに近いが、クラックシュートは上半身が起き上がってるのが特徴。
またテリーには対空技のライジングタックルがタメコマンドのためとっさに出しにくいという欠点があるが、この技は上方向もカバーしているので見え見えの飛び込みならこれで迎撃できたりなんかもする。
ロック・ハワードはこれを元にした当て身技、クラックカウンターを使う。
他にもジョー・ヒガシの黄金のカカト、ブルー・マリーのスピンフォールなど、不思議と仲間内で似た技の使い手も多い。
テリーファンにすら黒歴史扱いされた出来事
『餓狼3』では最凶最悪の技として猛威をふるっていた事実を知る人は多い。
何しろ、ヒットした後に通常技が繋がるため。
これが何を意味するかと言うと…
- クラックシュートがヒットする
- その後にキャンセル可能な通常技を叩き込む
- 最初に戻る
…という永久機関の完成である。
その為にこの作品の「最強は一人で良い…」というがシャレにならないと言われる程である。
……もっとも、弟も初期の『KOF』にて斬影拳でほとんど同じ事が可能であり、さらにはジョーも『餓狼SP』の弱パン前身連打や『KOF'95』の爆裂キャンセルという形でやっぱりと、初代『餓狼』主人公トリオは全員永久を持った事があるのだった。なんなんだお前ら。